2009年11月5日木曜日

Managing the City

プロジェクト、なかなか進みません。ちょっと疲れたので、他の話題を。

都市計画?って感じのタイトルですが(最初は私もそう思ってしまいました)、担当講師がファイナンスだったので気づきました。金融街のことです。イギリスのシティは世界にも名だたる金融街で、the cityで通じてしまいます。
上記タイトルの選択科目が先週ありました。本当は同時期に行われるはずだった「Scenario Planning」というのを取りたかったのですが、参加者足りずにキャンセルとなったため、仕方なく、というほどではありませんが、大した興味も持たずに受けました。
内容は、IR(インベスターズリレーション)、コーポレートガバナンス、実際のファンドへの訪問、そして講師曰く「すでに目標額を稼いで仕事をやめ、ポーカーが趣味」の元アナリストが話すシティの裏側、という感じでした。
ファイナンス系はどれもそうですが、内容に入る前に専門用語のコトバの壁に当たります。今回は特にファイナンスでない言葉にさえひっかかりました。例えば、「NEDs」。これは「Non Executive Directors」のことだそうで、いきなりこんなの言われても??って感じです。英辞郎にもひっかからない。

今回はすべての講義が外部からのいわゆる専門家で、コンサルや外部講師などをやっていない、いわゆる現役な人も多いため、逆にある程度の広さと人数でのプレゼンに慣れていない感が否めず、特に英語圏外の人間には難しかったと思います。ですが、内容は多岐に富み、かつ今まで知らなかった金融街の話など、興味深かったです。ただ、内容的にはちょっとイギリス固有のことに偏った感もあり、そこが不満でした。

講師も「みんなの頭の80%はプロジェクトで一杯だろうから」とアサイメントも「一応ブリーフはあるけど、あまりこれに時間をかけさせたくないのでこれに拘らないでいい。」との優しいお言葉。授業自体実質3日間だけだったので助かりました。何故かこの選択科目のアサイメント提出日が何故かプロジェクト提出日と同じ。私は同じ提出日に二つも三つもあると、焦りにメガ級の拍車がかかると思い、選択科目終了後、3日で出してしまいました。「So quick!」って言われたので、他のメンバーはまだあまり出してないよう。

一番印象に残ったコトバが、「すでに目標額を稼いで仕事をやめ、ポーカーが趣味」の元アナリストの言葉。

”ここにいる人たちはジェネラルマネージャーを目指しているのだろうけど、それならば絶対に数字は避けて通れない。数字ができないシニアは認めてもらえない”

確かに。
以前、アサイメントでファイナンスについてかなり求められるものがあり、何人かが、「自分は苦手だから」とスキップしてマーケティングやフレームワークで対応しようとして、数字はほんのさわりだけしかやらなかったらしく、その人達は不合格、再提出だったらしいです。
ファイナンスだけではないような気もしますが、特にシニアになるには満遍なくというよりはどれにもある程度通じてる必要があるのだと思います。特にファイナンスや戦略などは、実際に知らないとできないですから目立ちますよね。逆に「人」についてはあまりふれていないシニアが多いのではないかな、と思います。なぜ人が変化に抵抗するのか、実際にカルチャーの違いは影響しているのか、モチベーションは本人のせいだけなのか... 合併を体験して、アシュリッジで実際に人についても学んだからかと思いますが、現実のビジネスの世界にはそこのギャップが一番大きいのではないかと思えます。