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2009年7月25日土曜日

ライブケースの結果

水曜、木曜とライブケースでロンドンの老舗企業でプロジェクトを行いました。漠然と想像した通り、バタバタの二日間でした。
テーマは中東での顧客獲得を増やす、というものでした。今回は5人のグループでしたが、そのうちの一人が「とくかく中東について調べないと」と張り切り、リーダーとなった人がそれに引きずられ...で、Ashridgeの中東担当者何人か、自分の知り合いまで動員して、文化を中心に聞き取り調査を続け、細かい質問リストまで作っていましたが(結果的には細かい質問ばかりで使えず)個人的には「ここまで必要ないのでは」と思っていました。案の定、ここで調べた内容はほとんど使わず(笑)。
初日はスポンサーのディレクターが中東でのビジネスや、文化など一通りを説明してくれ、張り切って調べていたメンバーも「ここで聞いた情報が一番役に立った」というほどの、さすが”プロフェッショナル”。難しい話題をわかりやすく、フレンドリーに話してくれます。大体頭のいい人は10分も話してればわかりますが、久々に会ったスマートなビジネスパーソンでした(何故か日本語も少し話せます)。
作業に入ったものの、一人クセのあるメンバーがおり、しかもその彼は正直アカデミックな部分の理解がちょっと足りない...そのくせ主張と反論だけがすごいので、別のメンバーが途中で怒って話をしなくなる、など問題はいろいろありました。一日目が終わり、その後21時ころ学校に戻って23時半すぎまでかかって紛糾しながらプレゼンのドラフトを作りましたが、次の日の午前中にまた紛糾。クセのあるメンバーが自分のファンド事業案を午前中のギリギリになって企画しましたが、その頃には他のメンバーは反論するのにも疲れてしまい、勝手にやらせておくような形になり、グループが4対1の状態に。それでも各グループの発表が始まる13時半ギリギリまでかかって何とか一つに仕上げました。
他のグループはそれぞれインド、ロシアでの顧客獲得、インターネットビジネスの拡大などについて各自の二日間の成果を発表しました。中東チームは5チームの中で唯一全員でプレゼンを行いました。あんなこんな...なプレゼンでしたが、何故か優勝! ご褒美は...内緒です。というのも、その内容がこの会社の事業内容そのものなので。
一日明けて、今日は振り返り。メンバー一人一人に良かった点、こうすれば良くなる点をあげていきました。私へのフィードバックは「分析ができる、明瞭である、論理的、サポートができる」、良くなかった点が「もっと主張しろ、主張しすぎ、頑固」個人個人で正反対のフィードバックがありましたが、今回は少し押しが過ぎた、というところらしいです。前回の印刷会社へのコンサルティングではフィードバックが「もっと自分の意見を主張しろ」だったので今回は意識して少し主張しました。前回と今回の中間がいいのでしょうか?うーん難しいです。
今回は学びという点では...うーんどうでしょう。私は前回の印刷会社でも思ったように、コンサルでは一つ大きな方針(Value diciplineなどを使って)を決めて、それを中心に顧客のBasic questionへのソリューションを探していくべきではないか...と思ったのですが、これはあまり賛同がえられませんでした。前回はここが主張できなかったので、今回は頑張ったのですが(なので主張しすぎと言われた)、メンバーはいきなり”TVコマーシャルをやる”などの細かい案を考える方に走り、その後で案の理由付けになるフレームワークを探していました。本来なら、フレームワークやモデルを使い、問題点を抽出し、それを解決するための案を考える...というステップが本来ではないかと思うのですが、それが理解してもらえなかったようです。まあそうしなくてもソリューションは作れるということでしょうか。
また、「価値創造」という題と今回のコンサルの内容が正しいのかが今ひとつ疑問です。MBA生に短いながらもプロジェクトをさせてくれる企業を探すだけでも大変なのはわかりますが、正直モジュールのテーマとの関連性が今ひとつわかりませんでした。
それでもこの会社のプロジェクトに少しですが関われたというのは大きな経験になりました。機密保持契約書を結んだため、会社名を出せないのが本当に残念ですが、圧倒される会社でした。オフィスはおそらくロンドンでも高級感のある一等地、社員は高そうなスーツに身を包んでおりました。
今日で価値創造のモジュールも終わり、またアサイメントの週が始まります。今回は同じ産業にいる2つの会社の価値を比較する、というお題です。二つの会社を調べなければならないばかりか、株主への還元の意味からも価値を比較しなければならないためファイナンシャルレポートも精査しなければならず、私には辛い内容です(涙)

2009年7月22日水曜日

価値創造

先週から”Creating Value”という題でモジュールが展開されております。企業の価値創造とは何か?マーケターの私はすぐに顧客が喜ぶもの、新たにニーズを発掘した発想、というように考えてしまいますが、主な価値創造の尺度としてはやはりファイナンス系に求められるもの(市場価値など)や、実際に新たに市場を開拓したその後の株価への反応というになります。ですが、株価だけを上げればいいのかというと、それではライブドアの二の舞です。やはり結果として株市場に反応を起こされる「何か」が大事なわけです。
新たなフレームワークは比較的少なく、改めてValue Chainなどを企業の価値創造の柱とする、ということをグループに分かれてディベートしたりしていますが、今回のモジュールの目玉は、とあるイギリスの老舗企業のコンサルティングを5つのグループに分かれて行うことです。明日から週末までの3日間、ロンドンのその企業にほぼ缶詰になって行います。
今回は前回の印刷会社と違い、一つのグループ当たり人数が4−5人であるため、話は通しやすいかと思いますが、我がチームには一人どこかズレ気味なイギリス人のおじさんがいて、全然話が進みません。その人がたまたまいない時にはすっごいスムーズでいい感じなのですが。
ま、こういう人とも渡り合う、これも実際の世界と同じです。

ちなみに、先週はシミュレーションとして、この5グループそれぞれがカメラ、医療用撮影機マーケットで対戦しました。2009年から2015年まで一年ずつ決められた時間までに、何に投資して、何をいくつ製造して、ということをシミュレーションしながら競うというものです。部屋にこもって他のグループの出方を想像し、入手できるマーケット情報を最大限活用しながら行うのですが、なにせパソコンにそのデータを打ち込んでいくため、皆で相談しても細かい数字は入力者のさじ加減になりがちです。何だか、ちょっとネットオークションとか、ネット株をやっている感じがしたので、入力の仕方はもうちょっと考えた方がいいんじゃないかな、と思いました。
ちなみに、我がチームは5チーム中3位。その後各チームが自社の宣伝プレゼンをしたあとに、均等な資本を元に投資先を決めたところ、我がチームが一位となりました(ちなみに上記に書いたズレた人は事情があり不参加でした〜)。