2009年8月12日水曜日

Leading Change - 変化をリードする -

またしばらく空いてしまいましたが、先週、今週と"Leading Change"というモジュールで、変化を実際に起こすにはどうしたらいいのか?何が変化を阻むのか?を中心に話をしています。
企業において、いわゆる「業績不振によるテコ入れ」または私の体験したような「合併」によって、組織変更、職種変更、最悪の場合にはリストラなどが起こりうる訳ですが、現状に満足している人達だけでなく、不満な人であっても漠然とした不安を抱いて変化を受け入れず、結果として6割から8割の企業は変化に失敗しているといわれます。
かくいう私も、合併がきっかけでMBAを考えたわけなので、ヒトに与える影響が大きいことも感じています。

「人にはだれしもダークサイドがある」ということを前提にした授業はなかなかおもしろかったです。人の基本的な感情には「怒り、喜び、悲しみ、恐怖」があり、それがダークサイドの”元”とのこと。例えば、きっかけのつまらない一言や、溜まりに溜まったものが溢れて突然怒りだすとか、言い過ぎてしまう、など。ダークサイドを和らげる方法をいくつか授業でやりましたが、今書いていて思ったのが「イギリス人はダークサイドについて必修科目にした方がいいんじゃないか」(笑)。というのも、今回はグループアサイメントといって、グループでのプレゼンテーションが評価の40%を占め、かつ、5つのグループが一つの企業の変化について5つのテーマでプレゼンするため、ちゃんと全てのグループが流れに沿っていなければならない...ということで、最初の全体ミーティングでは、クラスメートの一人がもらした感想通り「エゴが多すぎ」。イギリス人同士が「だまれ」だの、「何言ってんだ」みたいなnastyな言い合いを繰り返した挙げ句、いつグループ代表ミーティングを開くかで延々...とくだらない議論が続き、閉口。ダークサイド丸だし。
ただ、この人達の唯一?偉いところは、言いたいことを言った後、お互い「やっちゃったなー」みたいな感じでお互いにフォローし合うところでしょうか?次の日には(表面的に)中のいいクラスメートに戻ってる...(姑息と言えば姑息)。
もう一つ印象に残った授業は、「人が持つパワー」「人へ影響を与える」について。クラス全員に、「自分はパワーがあると思うか」「人に影響を与える人間か」というのを主観的に見たとき、パワーのあると思っている人は同時に自分は他の人に影響も与えていると思っているという傾向が非常に強いこと。そこでハッと気づいたのが「この人達はパワーがあれば人に影響できると思ってる」ということでした。この人達の中には、このブログにも何度か出てきた問題児がいるのですが、私にしてみれば、彼から受けるのは不快なパワーだけで、いわゆる”いい影響”を受けることはこれまでまずなかったなあ...(負の影響ならあるかも)ということ。パワーはいわゆる力ですから、”人間に出来”には必ずしもリンクしないはず(声が大きいとか、思ったことをすぐ口に出す)そうか、この人(達)のエゴはここから来てたのか...影響力がある人間だというおごりが彼らのエゴを助長していたのか...と。
わかったら少し理解できるような気がしてきた?
グループアサイメントの結果は次回。

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