2009年12月6日日曜日

フォト

この一年のハイライトというわけではありませんが、ケータイで撮った写真がいくつかあるのでまとめて載せてみたいと思います。

アシュリッジ


Wyatt room







雪も降りました。


PROMSを聴きにロイヤルアルバートホールへ。


最後の授業はオールド ライブラリで。


秋になり葉も色づきました。


ロンドンも秋から冬になります




大英図書館に時々行って作業しつつ、気分転換していました。ロンドンはすっかりクリスマス模様。


最後の晩餐

"終わり"

ずっと投稿できていませんでした。というのも、ファイナルレポートに追われて、精神的にも時間的にも余裕ありませんでした。
正直、始める前は「週末はしっかり休もう」とか思ってましたが、とんでもない。多分最後の3週間くらいは一日16時間くらいはやってたと思います。食事と寝る、学校その他図書館への移動以外ということです。

書けば何せ40,000ワード以上ですから、内容はについて語ればキリがありませんが、以前にも書いた通り私は学校の図書館の将来への展開を考えるというもの。ストラテジーと、中で働くライブラリアンの”change”プロセスについてでした。Ashridgeという、企業とは違った環境で、ずっと商業的な環境で働いてきた私から問題を見ると、いやー「甘い」って感じです。図書館はあまりマーケティングというイメージがないかもしれませんが、ここの図書館も同様で、利用者のニーズを見ることなく日々淡々と運営する、という印象でした。救いはライブラリアン皆が個人的にとてもフレンドリーでいい人ということでしょうか。

一応、クライアントであるfaculty(図書館のディレクターは一応教授の一人なんです)からは数日前に見せたドラフトで”Excelent”といってもらえたので、一応新しい見方は示せたのではないかと思います。

昨日12月4日16:00は、MBA初日に言い渡された最終論文提出日。最後3日くらいはあまり睡眠を取れない状態でしたが、何とか期限数時間前に提出しました。ページ数でいうと180ページ以上になりました。
昨日は提出後、フォーマルディナーが饗され、正式にMBAは終了しました。おっと、これで最終論文再提出になれば、もちろん話は別です(苦笑)。最終日8時から始まったディナーの後、この日は学校の宿泊施設が提供されたので、これ幸いにクラスのメンバーほとんどが「食べるより寝たい」「飲むより寝たい」状況なのにも関わらず、深夜(明け方?)まで残っていました。私も限界の2時まで最後のクラスメートとの集まりを楽しみました。10時チェックアウトのため、そのころ朝食にいったところ、そこにいたクラスメートのほとんどが論文の疲れか、深酒の疲れかわからない疲労をにじませていました。

ということで、MBAはこれで終わり。
後は帰国まで少し休みながら、といいながらまだクライアントへのプレゼンが残っているため、ちょっと働きつつ、時間を過ごしたいと思います。

2009年11月5日木曜日

Managing the City

プロジェクト、なかなか進みません。ちょっと疲れたので、他の話題を。

都市計画?って感じのタイトルですが(最初は私もそう思ってしまいました)、担当講師がファイナンスだったので気づきました。金融街のことです。イギリスのシティは世界にも名だたる金融街で、the cityで通じてしまいます。
上記タイトルの選択科目が先週ありました。本当は同時期に行われるはずだった「Scenario Planning」というのを取りたかったのですが、参加者足りずにキャンセルとなったため、仕方なく、というほどではありませんが、大した興味も持たずに受けました。
内容は、IR(インベスターズリレーション)、コーポレートガバナンス、実際のファンドへの訪問、そして講師曰く「すでに目標額を稼いで仕事をやめ、ポーカーが趣味」の元アナリストが話すシティの裏側、という感じでした。
ファイナンス系はどれもそうですが、内容に入る前に専門用語のコトバの壁に当たります。今回は特にファイナンスでない言葉にさえひっかかりました。例えば、「NEDs」。これは「Non Executive Directors」のことだそうで、いきなりこんなの言われても??って感じです。英辞郎にもひっかからない。

今回はすべての講義が外部からのいわゆる専門家で、コンサルや外部講師などをやっていない、いわゆる現役な人も多いため、逆にある程度の広さと人数でのプレゼンに慣れていない感が否めず、特に英語圏外の人間には難しかったと思います。ですが、内容は多岐に富み、かつ今まで知らなかった金融街の話など、興味深かったです。ただ、内容的にはちょっとイギリス固有のことに偏った感もあり、そこが不満でした。

講師も「みんなの頭の80%はプロジェクトで一杯だろうから」とアサイメントも「一応ブリーフはあるけど、あまりこれに時間をかけさせたくないのでこれに拘らないでいい。」との優しいお言葉。授業自体実質3日間だけだったので助かりました。何故かこの選択科目のアサイメント提出日が何故かプロジェクト提出日と同じ。私は同じ提出日に二つも三つもあると、焦りにメガ級の拍車がかかると思い、選択科目終了後、3日で出してしまいました。「So quick!」って言われたので、他のメンバーはまだあまり出してないよう。

一番印象に残ったコトバが、「すでに目標額を稼いで仕事をやめ、ポーカーが趣味」の元アナリストの言葉。

”ここにいる人たちはジェネラルマネージャーを目指しているのだろうけど、それならば絶対に数字は避けて通れない。数字ができないシニアは認めてもらえない”

確かに。
以前、アサイメントでファイナンスについてかなり求められるものがあり、何人かが、「自分は苦手だから」とスキップしてマーケティングやフレームワークで対応しようとして、数字はほんのさわりだけしかやらなかったらしく、その人達は不合格、再提出だったらしいです。
ファイナンスだけではないような気もしますが、特にシニアになるには満遍なくというよりはどれにもある程度通じてる必要があるのだと思います。特にファイナンスや戦略などは、実際に知らないとできないですから目立ちますよね。逆に「人」についてはあまりふれていないシニアが多いのではないかな、と思います。なぜ人が変化に抵抗するのか、実際にカルチャーの違いは影響しているのか、モチベーションは本人のせいだけなのか... 合併を体験して、アシュリッジで実際に人についても学んだからかと思いますが、現実のビジネスの世界にはそこのギャップが一番大きいのではないかと思えます。

2009年10月14日水曜日

プロジェクトって大変

すでにプロジェクト作業(らしき)ものを初めてから1ヶ月近く経ちますが、今、終えられるのかどうかのプレッシャーをじわじわ感じてます。本文は10,000ワードなのですが、おそらくアペンディクス(日本語では付録ですか?)がその倍くらいになるらしい(らしい、というのはこれまでの学生のレポートを見ての推論)。書けるかどうかと言えば多分問題ないのですが、それだけの内容を繋げるのに今資料集めやら、インタビュー、アンケートの手配やらでてんてこ舞いです。文献調査も進めていますが、論文の数が多くて、最初に読んだものはすでに忘れてるし、まだようやく全体の構成が決まって来た、という段階。焦ってばかりで作業が進んでないというか。
昨年の学生と話す機会があったので、こんな状況でなかなか進まなんだ、と話をしたら、「自分も去年はまったく同じだった、読んでも忘れちゃうし、でもとにかく何か進めれば少しずつ進むよ!がんばれ〜」と言われました。まあ皆が通った道ですからね。あと泣いても笑っても2ヶ月ですから、何とか頑張ります。
これまでMBAでレポートを書いてもなかなかうまく点数に結びつかないことがあり、それも不安の一つですが、これが終わればもうこんなの書かないで済むし(笑)あ、落ちて再提出になったらまたか、しかもそれって笑えない(泣)

最近、パソコン、机に向かっていることが多いので、ついついアマゾンなどで買い物してしまいます。買い物と言っても「雑草取り」(借りてる家には小さな芝があるのですが、雑草が結構あって、草取りしたくないため)とか、パソコンの盗難防止セキュリティロックとか(最近気分転換にロンドンの大英図書館に行ったりするので、その際に)あまりワクワク感のないものが多いんですが。。。
昨日、今日はとても寒くて、息が白くなります。しかもそろそろ日が暮れるのも早くなり、勉強するには絶好の環境です(笑)。

2009年10月3日土曜日

フレームワーク、モデルの使い方

MBAではフレームワーク、モデルを駆使する、というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、実際にフレームワーク、モデルは大事です。個人的には「このフレームワークが正しいってだれが保証できるの?」とナナメな見方をすることもあります。ただ、こういった「このフレームワークやモデルはxxについて解析するときに適しているか」はかなりの達人でも難しいことは言うまでもないので(かつそんな意義の大きいものは講師が紹介しないし)まずは使ってみて、自分との相性を確かめる程度しか実際にはできません。とやかく言ってますが、講師は課題レポートにおいては「適切なフレームワーク、モデルを使って解析できているか」を大きなポイントにしていることもまちがいないので、避けて通れないという現実的な事情が一番大きいです(笑)
メジャーなフレームワークやモデルは授業で説明があったり、グループワークで使うよう課題が出ますが、課題レポートは個人ですから、自力でやるしかありません。ですが、私は時々フレームワークの使い方が甘い、というようなコメントがつくことがありました。フレームワークの使い方に問題があるのか?と思った時がありましたが、今回卒業プロジェクトでしくじると嫌なので、講師の一人に話を聞いてみました。そこで一通り説明を受けて、自分の書くべき内容がちょっとズレてたことがわかりました。もちろん講師によって見るポイントが違うということは結構ありますが、おそらく今日もらったポイントは、今後にも役立つと思います。
プロジェクトの調査をしていますが、いろいろな人にアンケート取ったり、インタビューしたりということが必要とされていますが、自分としては準備が出来ていないうちに行動に起こすのが不得意なので、今何とか質問をまとめようとしていますが、そのベースになる文献調査がなかなか進みません。読むべき文書が文字通り"山積み"になっており、遅々として進まないのがストレスです。周りで「自分は順調!」という人もいるため(これって文化の違い?)もう少しチャチャっと進めたいものです。

2009年9月23日水曜日

アサイメントとプロジェクト

International study(南アフリカ)の次の日から日本から遊びに来た友人とプラハなどへ遊びにいったりしておりました。噂にたがわず美しい街でした。やはり同じ古さでもUKとは違います。


怒涛の旅行週間が終わり、本業へ復帰。まずは差しあたってはInternational studyの個人レポートを完成させなければなりません。International studyは当地で行ったグループでのプレゼンが60%、残りが個人のレポート+グループメンバーからの作業への貢献度となります。今回のレポートはいつもより少ない2000語、かつ基本的にはグループワークの振り返りのような内容なのですが、逆にいつもと勝手が違うとそれはそれで書きづらいものです。
また、平行してプロジェクト作業も始めています。こちらはいわゆる最終レポートが卒業レポート=修士論文となり、学生がそれぞれ個人でプロジェクトを行います。私はスポンサーが自分の学校であるAshridgeなので、物理的には非常に楽です。プロジェクトは各々がスポンサーと面接し、興味あるプロジェクトを任せてもらえるようアピールしてきました。大体6月ころから本格的に作業を始めた人が多いように思います。私は今後イギリス/ヨーロッパ、日本のいずれでも働くときのために、何とかこちらの企業からプロジェクトがほしいと思っていました。日本のコネを使えば多少は楽だったかもしれませんし、一時はそうしてしまおうか、とも思ったのですが、運良く自分の学校とは言え、こちらの企業のプロジェクトをゲットできました。内容は詳しくかけませんが、学校のある施設の価値創造のため、新しいIT技術を使うなりしてソリューションを提案、というものです。さすがに卒業論文ですので、それなりの文献調査と深い解析が求められます。「こんなに英語文献を読むのか」と思うと、いやー今からもう憂鬱です(笑)
プロジェクトにはスーパーバイザーが個人個人に割り当てられ、私にはIT系のマーケティングを担当するDr が割り当てられました。結構細かくコメントをくれるので、少しずつですが全体が把握できてきたように思います。というのも、本文の10000語にその2倍くらいのAppendixが付く大量の論文をどう構成するべきなのか、というところから私の場合始まってるので...
今、対象となる文献をリストアップしようとしており、またインタビューやアンケート調査を行う必要もあるので、その質問事項の下書きを作って、できるだけ早いうちにマーケ/リサーチ担当の講師に相談したいと思っています。

2009年9月12日土曜日

南アフリカ その4 Townshipとサファリ (終わり)

プレゼン準備の合間を縫って、いわゆる貧困層のすむ地域へ行きました。個人で託児所を開設している女性、B&Bを経営している女性と、貧困であっても起業家精神を発揮し、周りの同じく貧困の人たちにも影響を与えている人たちです。住民は皆黒人のようです。

偶然Townshipを訪問した夜、現地MBAの講師宅に招かれ、そこで夕食を頂きながらプレゼンの準備をしたのですが(参加者全員招待です)、ここは平屋で5LDK+1、リビングにはこれまで見た中で一番大きなホームシアタースクリーンがありました(奥さんは”大きすぎて見てると気分が悪くなる”と言ってました)。周りにも同じような家が立ち並び、日本でいうところの世田谷のベッドタウンという感じでしょうか?おそらく大多数か全員が白人居住者と思われます。昼間の街と対照的でした。
最終日はアフリカの動物が見られるサファリ施設へ行きました。これはオプショナルなので、私を含め6名の参加。6時に出発して、8時過ぎに現地へ着き、朝ごはんをたべてツアーへ出発。トヨタの屋根つき、でもサイドガラスなしのジープに乗っていきます。ちなみに、アフリカではトヨタが工場を他に先駆けて作って現地生産していることから、多くの車がトヨタ車です。
バッファロー、ヒョウ、ちらっとライオン、キリン、しまうま、あと名前のわからない鹿の小さいような動物、サイ、カバ、ゾウが見られました。特にゾウは兄弟がじゃれあってるところ(見た目にはケンカしてるみたい)が見られておもしろかったです。ライオンは24時間のうち20時間は何もせず寝そべっているので、遠めにちらっとのらりくらり歩いているのが見えただけでした。


そんなこんなで南ア旅行も終わり。ケープタウンは来る前には想定していなかった美しい街でした。改めてクラスの人ともいろいろな話ができ、親交できたような気もします。