2009年4月28日火曜日

「戦略の本質」

今、BSの友人に借りた本を読んでいます。そのタイトルが「戦略の本質」。
10年ほど前に書かれた本であるため、例に出されている企業(またはその企業の現状)が古い...という欠点はありますが、内容的には「戦略とは優位性を構築する」ことであり、その優位性とは経営理念、ビジョンに照らし合わされ、市場の状況を見極めた上で、通常限られた資源をもって築かれるもの、という感じです。
当たり前と言えば当たり前ですが、こうしてはっきり言葉になっていると一種のスッキリ感があります。というのも、戦略、ストラテジーという言葉に踊らされ、その本質を理解せずに使っていることが自分も含め多いと思います。無論、この優位性に関しては著者の定義ではありますが、個人個人でその定義をしっかりした上で使わなければ実際に”戦略”など起こりようもないですね。
著者は、優位性はどの事業にもあるものではなく、いわゆるcomodityや、地域性に根ざした事業(床屋さんとか)は難しい、とも言及しており、これも現実として受け入れるべき事実でしょう。
そう考えると、技術的に新しいものを投入できるチャンスのあるIT、薬品業界などでしょうか。でもそれだけではないですよね。というと例にあげたくなるのが岡野工業ですね。カリスマ同様、持続性のある優位性ではないでしょうが...。

本日は、1月に申し込んだのに一向に届かないクレジットカードの件を銀行に直に問い合わせに行きました。電話してもクレジットカード部門はクレームが多いんでしょうか、全然繋がらないんです(笑)。
結果は「2年以上UKに住んでいないと発行できない」オイ!そんなの1月に申し込んだ時わかってるだろ〜
私の学校はその銀行からすると大のお得意様なので、「何とか出来るか見てみて連絡する」とのこと。普段はデビットカードで事足りるのですが、生活費の大半はポンド預金であるため、日本を含む海外で決済する時にはUKの銀行から出したい...と思う今日この頃。日本の銀行はいざという時、地理的に対応が大変だというのを過去3ヶ月で思い知ったので(都銀のルールはホント融通きかない!)...。

2009年4月26日日曜日

少しずつ?

Stage2の開始が段々と視界に入ってきました。ようやく残りのCaseを読み始めましたが、あっちこっちと気が散ってやはりなかなか進みません。Stage2最初のモジュールはGlobalisationについてですが、これはビジネスに限ったことではないらしく、Geo Political (政治地理というのでしょうか)というクラスもあります。クラスでどのようなGeo Politicalについて聞きたいかを質問として27日までに送ることになっています。一つ選んで読んでおくように、と言われた参考図書の一冊がイスラム圏についてで、タイトルも「Resistance」。ちゃんと勉強したことがないので、私はこれを読むことにしました。
GlobalisationをMBAで学ぶ、というと、ビジネスのGlobalisation → 他国展開というように取りがちですが、平和学までは行かずとも確かに今の世界が置かれている状況や地域、歴史、宗教の背景を知ることはビジネスパーソンというより社会に生きる人として必要ですし、またそういうことを知らずにビジネスをするということは、いわゆる無知とも取られかねません。
去年の学生からも、Stage2の方が楽しい、と聞いているので楽しみです。

それはそれとして、今はまりかけているものがあります。日本に帰国した時にたまたま観たNHKの再放送で「陽炎の辻」をやっていたのですが、本放送時はMBA準備もあり、一度みたかどうかくらいで、おもしろいと思ったものの、あまり気にしていませんでした。山本耕史は時代物がいいなーこのまま普段生きててくれてたらすっごいファンになるのに...(そしたら変人になるが)。帰国直前に再放送をやっているのをたまたま途中まで観て、陽炎の辻2のDVDを大人買い、小説は以前一度観た時から読みたいと思っていたので、5冊だけ買って(今現在29冊まで出てるらしい)UKにもってきました!TVにMacを繋げるのに、ケーブルがなかったり、TVにS端子がなかったり(東芝なのに〜)でかなーりイライラしてましたが、Macで観てても十分一人でひたれることがわかり(笑)やっぱり日本よね、と思ったりしてます。
授業が辛く、苦しくなったら、寝る前に少しだけ観たり読んだりしようと思ってます。

2009年4月24日金曜日

Examの結果

おそるおそる戻ったイギリスでしたが、何とか「Pass」したらしいとわかり、早速次の週に学校から得点が送られてきました。3科目でそれぞれ50点以上がPassですが、点数を最初に見た感想は「覚悟してたほどギリギリのPassじゃなかった」ということと、それでも「やっぱりイマイチ」でした。
いい点数をとったクラスメートの話もぼちぼち聞こえてきたりして、、、
私もどこかでヒットはかましたいものです。

また、この時点では9月に始まるプロジェクトの手配もせねばならず、それがいつも心のどこかに引っかかっています。一応学校にも専門のコーディネーターがいるものの、この人がイマイチ信用できないというか、合わないというか...アテにしたくない人なので、何とか自分で目処をつけたいと思っています。
28日にヴェネツィアへ行く前に、出来れば企業に直接問い合わせのメールをしてみたいですが、まだ自分自身で「これ」というプロジェクトのイメージが固まっていないこともあり、大きなステップを踏めずにいる感じです。

2009年4月18日土曜日

春休みです

長らく更新を怠ってしまいました。
前回の更新から怒濤の試験準備に追われ、あげくは試験3日間の2日目に風邪を引いていることが発覚。熱っぽい状態で半徹夜(なんと言っても2日目はPeopleの試験!)で、試験15分前までかなり辛い状態だったけど、本番ではアドレナリン?が出たのか、何とか3時間の試験終了。最後の試験は少し仮眠を取って、無理せず準備はほどほどに(というかもうイヤになってた?)。おかげで試験15分前にやばいかも...という予感がしたものの、午前中の2時間はこれまでで一番の手応え(3日目のPerformanceは午前2時間、午後2時間、合計4時間!)、午後はその反動で若干失敗するものの、まあ1科目としては何とか通るだろう...という感じ。
なんと言っても一番心配だったのが、1日目のPerformance - Finance & Quantitative. 過去問を中心に勉強したのだけど、予想外の問題が出たりして、通ってもギリギリかも...というヤバさ。

なんだかんだで、3日間の試験を終えた時には、一応の開放感&充実感。風邪を引いていたけど、その後ロンドンでおみやげなどを買ってから同級生と和食屋で打ち上げ。
次の日には日本に向けて出発しました。さすがに風邪引いて、エコノミーで12時間のフライトはキツい...
追試を覚悟して、危ないPerformanceとPeopleの重いファイルを持っていったものの、結局全く見ず(笑)。5月からのStage 2に早くも課せられたPre-readingの一部をUKへの帰りの機内で読んだだけ。
実はこのUKへ戻った日が追試発表の日。何故か帰りのフライトでビジネスクラスにアップグレードされ、「これは体調万全にして追試がんばれという神の思し召しか、運が上向いてきた証拠か」と一人問いかけをしてました(笑)。夕方飛行機を降りてケータイの電源を入れるのがコワい...
バスに乗ってから意を決して電源ON!(それまで怖くてONに出来なかった...)しかし何の留守電もなく、家に戻る。メールをまたまた怖々開くと、同級生から「re-sitだ...」のメールが。私に来ていないということはもしかしてセーフ??でも今日UKに戻ることは学校に言ってあるからもしかしてこれから夜か、次の日に来るのかも...としばらくビクビクしていたけど、他の同級生が学校に「この時点で電話をもらっていない人はPass」というのを確認した、というメールが届き、ようやく一安心。
でもきっとギリギリだろうなあ〜。

先ほど同級生からメールで、一人3科目全て落とした人がいたり、2科目落とした人もいて、うーん、大変だ...。
過去の話を聞くと、追試でも失敗すると本当に5月の授業では席がないらしく、ネームプレートが除かれてるとか(グループワークも兼ねて5人が2週間一つのテーブルで授業を聞くで、ネームプレートが机に置かれているのです)。

まだ次のStageが始まるまで2週間以上あるので、少しずつ準備と、3日間だけヴェネツィアに行くことにしました。
楽しみ〜