2009年7月16日木曜日

コンサルティングスキルその2

先週末の話になりますが、コンサルティングスキルの集大成として、架空のM&Aについてのコンサルを4つのグループに分かれて行いました。午後6時に内容の記されたケースを読み、そこから夜準備をし、次の日の午前中30分の質問時間を経て、午後から30分の提案プレゼンを行うというもの。3人の合併した会社の担当に扮した人々が我々の提案を聞くというものです。グループは自由にメンバーを選べ、しかも今回は4つに分かれたので5-6人のちょうど良いサイズになりました。
私の入ったグループでは、それぞれが自分の目標を設定し、それをグループ全体がサポートしようというものになりました。プレゼンスキルを高めたいインド人、コンゴ人がプレゼンターとなり、私は学んだコンサルスキルを使ってチームワークを高めたい、というのを目標にしました。
学んだコンサルスキルは、具体的なフレームワークから、自分の感情コントロールまでさまざまです。感情コントロールですが、顧客と話をしているときに、何かフラストレーションを感じていながらももやもやしながら自分の仕事をする...ということがままあります。このとき、何が実際に自分の心を支配しているのか知ることでよりよいアウトプットが出るようになる、というコンセプト。確かに思い当たることがあります。
ITコンサルは以前の会社でやっていましたが、M&Aコンサルとなると、話はまったく別で、ITの統合にはどのように行われ、どの程度の期間がかかるのか、なぜ○○のオフィスを統合すべきなのか、作業のプライオリティはどのような基準で決めるのか...等々厳しい質問がたくさん飛んできました。時間的な制約があったものの、他のグループと比べて我々はプレゼンに書かれた内容は薄かったようです。
怒濤のプレゼンの後はちょっとした開放感があったものの、夕方からはフィードバック。3人の正体が明かされました。一人はAshridgeの講師だったので知っていましたが、以前”Time management”で出てきたので単なるゲストかと思いきや実はシティのとある銀行でM&A担当し、現在もM&Aのコンサルを実施、一人はデロイツの元コンサル、もう一人は人材会社から来たとのこと。さて、フィードバックは「提案内容としては物足りない」「チームワークは一番良かった」などなど。さらに一人ずつのフィードバックがあったのですが、私はなぜか異常にほめられました(?)言葉につまったメンバーを助けたのが評価されたらしいのですが、やっぱり私はサポートが向いているようです(笑)。
その後、パートタイムMBA(EMBA)クラスと合同でバーベキューをしましたが、外でリーダーシップ・エクササイズをやっていたEMBAと、コンサルとしてプレゼンに臨んでいたMBAで対照的な服装でした。
あっという間の一週間でしたが、やはり顧客と向き合う仕事、特にコンサルとして感謝されるところを思い出し、やはりコンサルもいいかなあ、と改めて思いました。グループワークを行い、小さいクラスの個々のメンバーと作業することで更にチームワークも良くなり、個人個人を知るいい機会にもなります。改めてAshridgeに来て正解だったなあ、と思います。

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