2009年7月22日水曜日

価値創造

先週から”Creating Value”という題でモジュールが展開されております。企業の価値創造とは何か?マーケターの私はすぐに顧客が喜ぶもの、新たにニーズを発掘した発想、というように考えてしまいますが、主な価値創造の尺度としてはやはりファイナンス系に求められるもの(市場価値など)や、実際に新たに市場を開拓したその後の株価への反応というになります。ですが、株価だけを上げればいいのかというと、それではライブドアの二の舞です。やはり結果として株市場に反応を起こされる「何か」が大事なわけです。
新たなフレームワークは比較的少なく、改めてValue Chainなどを企業の価値創造の柱とする、ということをグループに分かれてディベートしたりしていますが、今回のモジュールの目玉は、とあるイギリスの老舗企業のコンサルティングを5つのグループに分かれて行うことです。明日から週末までの3日間、ロンドンのその企業にほぼ缶詰になって行います。
今回は前回の印刷会社と違い、一つのグループ当たり人数が4−5人であるため、話は通しやすいかと思いますが、我がチームには一人どこかズレ気味なイギリス人のおじさんがいて、全然話が進みません。その人がたまたまいない時にはすっごいスムーズでいい感じなのですが。
ま、こういう人とも渡り合う、これも実際の世界と同じです。

ちなみに、先週はシミュレーションとして、この5グループそれぞれがカメラ、医療用撮影機マーケットで対戦しました。2009年から2015年まで一年ずつ決められた時間までに、何に投資して、何をいくつ製造して、ということをシミュレーションしながら競うというものです。部屋にこもって他のグループの出方を想像し、入手できるマーケット情報を最大限活用しながら行うのですが、なにせパソコンにそのデータを打ち込んでいくため、皆で相談しても細かい数字は入力者のさじ加減になりがちです。何だか、ちょっとネットオークションとか、ネット株をやっている感じがしたので、入力の仕方はもうちょっと考えた方がいいんじゃないかな、と思いました。
ちなみに、我がチームは5チーム中3位。その後各チームが自社の宣伝プレゼンをしたあとに、均等な資本を元に投資先を決めたところ、我がチームが一位となりました(ちなみに上記に書いたズレた人は事情があり不参加でした〜)。

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