2009年6月19日金曜日

Business in society

今週はBusiness in Societyの週です。具体的に何をするのかというと、CSR, コーポレートガバナンス、Ethics (道徳)に関する事柄で、正直言うと、あまり私の得意な分野ではありません。基本的に企業を収益を目指すところで、社会的責任はその収益を得るために社会に迷惑をかけた分還元する、というのが思うところです。私のスクールは”West”から来た人が大勢を占めるため、西洋の考え方を押し付けるキライがあります。アジアでのChild Labour に関して、「そんなのは許せない」というのが大方の意見ですが、そうとも言えないことがなかなか受け入れられないのが現実です。Child Labourは良くない、ということでもしその会社が現地での生産のやり方を変えて子供から仕事を移したら、その子供が人知れず売春宿に売られて、病気になった末に10代、20代で死ぬことを知らないわけです。
そのようなギャップを感じながらも、特に今日は印象に残った授業がありました。午前中はClimate changeが投資を決める際の重要度について、が主な内容で、実際にLloyds銀行グループの投資会社から来た人が授業を行いました。中身はおもしろそうなのに、Irishとのことで、話が聞きづらい!イギリス人も集中しないと難しい、途中であきらめた...と言ってるくらいでした。グループワークはイギリスの大手銀行が行っているClimate changeに関する活動を調べて、それが長期的にどう会社に影響するか、というものを発表するのですが、その銀行に関して短い時間で調べた限りは特に大きな大望をもってClimate changeへの活動を行っているというより、 大手銀行として流れにのって(やっていないと批判されないように)活動してる...と思えたのはうがった見方でしょうか。ここで、また知らなかった言葉がありました。日本の銀行もすでに取り入れている「赤道原則」。金融機関が行うべき環境保全活動の指針をしめしたものらしいですが、5000万ドル以上のファイナンスプロジェクトは赤道原則に示される環境、社会的な影響度を見て融資を決定する、というものです。Carbon Neutralというのも今日知ったのですが、二酸化炭素を排出するものを使用した時(例えばエタノールを燃やした場合)、それが生成される過程で吸収した二酸化炭素の量が同じ場合(エタノールはとうもろこしから作られるので、とうもろこしが成長する過程でその二酸化炭素を吸収した量が、エタノールが燃やされた時に出した二酸化炭素の量と同じ場合)、こう呼ぶそうです。
午後はヨーロッパの大手ビール会社がアフリカに展開する際に、”Tier 4”への展開をどうしたらいいか...というグループワークを含むもので、とても印象に残りました。Tier 4とは、一日2ドル以下で生活するいわゆる貧困層なのですが、Tier 4をターゲットにしてマイクロクレジットプログラムを提供したり、彼らの生活環境アップを高める活動と同時に販促を行うことが可能で、企業とTier 4が互いにWin-win関係になる...という論文に記載されているモデルを元に我々は”水や栄養価の高いジュースを現地でローカル製造し(decentralised)、学校へ販促したり、Milk man(ローカルの人に村での販促をしてもらう、牛乳配達みたいな感じ)を行う”というような案を発表しました。プレゼンの半分を担当したのですが、いやーまだまだやはり英語でのプレゼンは難しい(日本語でもそれほど得意じゃないけど)。
今週はPre-readingの量が多く、しかも事前調査すべき内容を勘違いしたりして、何かと凹んだりしました。来週はまた別の意味で大変です。その点についてはまた別途。
そうそう、ようやくGlobalisationのアサイメントが採点されて戻ってきました。どうやら単に例だと思っていた質問内容、実は全部答えなければいけなかったようで、あまり良くありませんでした。まあ通ったので、一応ヨシとするべきでしょうか...(でもここでも凹んだ)

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