2009年6月20日土曜日

Greenwash

本日は Sustainability について。MBAが始まるまで私にとってのSustainabilityは「いかに企業が存続し続けるか」であり、そのために新しい取り組み、試みを始められるDNAを持っておくとか、顧客、ステークホルダーからの信用を常日頃から得ておくか...というものでしたが、一般的には、環境問題、エネルギー問題を主題として、社会と共存していくために企業は何ができるか、という観点です。
本日は、このSustainabilityを実践している会社よりCSRの担当者をゲストスピーカーとして招いて話をしてもらいました。この会社の創設者でもある元CEOが書いたものがPre-readingとして事前に配布されていましたが、そこにはSustainabilityは面倒でお金にならないことではない、会社にとってもコスト削減でき、より良いアイデアを実践するチャンスであるという内容が具体的な例と共に記されていました。例えば、カーペットを敷く時、それまでは接着剤を使っていたが、空気を汚染したり、カーペットをはがす時にもひと苦労でした。それをカーペット(多分30cm*30cmくらいのサイズ)の四隅にスティッカーを張ることで、強力な接着剤を使う必要がなくなった...ということが書かれていました。読んだ時には、なるほどね、くらいな感じにしか思いませんでしたが、実際に今日プレゼンでその内容について詳しく聞きました。環境にも優しく、扱いも簡単、そしてお客さんも一部のコーヒー染みのために100平方mの部屋全部のカーペットを敷き替える必要なく、一枚のカーペットを張り替えるだけですむのでコストが安くなり、企業も人件費が削減できる...とwin-win-winのシチュエーションを作り出す、これがSustainabilityか、と少しわかった気がしました。また、Sustainabilityは「難しい技術を使ってコスト削減するだけではないし、環境に優しい→人間に厳しいということではない。大事なのはCreativity」と理解しました。環境に優しく、というと「電気を消して、裏紙使って...」みたいな感じでしたが、そればかりではなく何事もアイデアが大事、そしてアイデアを出すためには、問題となっている部分を認識して、真摯に考えることが大事なのだなあと思いました。
今日のコトバ?は「Greenwash」もともとはWhitewash=つくろうという意味が元になっているそうですが、Sustainabilityにおいては企業が”Green活動してる”といいながら、実際には環境のためになっていないことを行う意味だそうです。そこで紹介されたイラストが印象的でした。二人の男性が、緑色のペンキを塗ることで"Green”活動している...という揶揄しており、いかにも企業がやりそうな(?)ことを絵にしてました。

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