2009年6月9日火曜日

引き続きOrganisational Lifecycleのアサイメント

アサイメントに本格的に取り組んでいます。土曜日には下準備で2週間のモジュールの復習を、と思ったけど、量が多くて終わりません(苦笑)。
今回使おうと思っているフレームワーク/モデルは前回も書いたブルーオーシャンと、Gary Hamelの”Management Innovation”。Strategyの講師の話に一つあったのが、「ブルーオーシャンを作ってもまた他社がそれを真似してレッドオーシャンになったら同じ状況か?」というもの。確かに時間はかかっても、業態によってはその可能性が大きい場合もある。特に今回アサイメントで取り上げようと思っている会社がそれに似た状態。しかし、ここでソフト面(人、ノウハウなど)を活用して差別化を行う、次々と休むことなく新しいサービスを考え、取り入れる...という話に持っていこうかと思っています。
パレートの法則、いわゆる「20%の顧客がビジネスの80%を占める」選択と集中が大事ということでしょうが、今回私が取り上げる会社でもこの集中の部分で紆余曲折した経緯があります。ブルーオーシャンにも”eliminate”が重要な要素として書かれていますし、ポーターの競争戦略論でも手広く全部ではなく、集中した企業が成功する、とあります。でも日本人的には割合の少ない20%のお客さんに「そんな企業の勝手でビジネス捨てるなんてありえまへん」みたいな感覚ってあると思います。Exit phaseって取り扱いが難しいです。

話が横にそれましたが、もう一つおもしろかったのがマーケティングの講義です。担当のフランス人講師はいつもスジが通っていて、目からウロコな説明をしてくれます。今回は企業のライフサイクルというよりは、市場におけるライフサイクルとでもいうのでしょうか。市場でまだ名も通っていない状態でのマーケティング(ブランディング)、認知されていて、あとはActionを促す状態...それぞれでアプローチ、戦略が異なるということを、二つの異なるステージのプロジェクトについてそれぞれブランディングの企画、提案を実際に行う2日がかりのものでした。いやー難しかったですが、一つは好評価、もう一つはそのステージにおいてはあまり適切なアプローチではない、と言われました。グループミーティングの時に実際ちょっと違うなあ...と思ったのですが、はっきり言えば流されて主張できませんでした。主張しても反対されて終わるような予感がしてたのかも。同じようなことが別のグループ作業でもあり、やはり私は集団の中で働くことがヘタなようです。
集団で、と言えば、一つ気になることがありました。クラスは2名の退学者の後(追試にも落ちて放校)23名ですが、そのうち一人の態度が正直気に障ります。個人で話せば別に悪い人ではないのですが、いわゆる度量が狭い人の極端な例です。講師がした一般的な話が自分の個人的体験談と異なることはままありますが、こういった時にそれを否定したり、意見の交換でも反論された時に、極端に言えばまるで個人を否定されたかのように捉えて、相手にアグレッシブになったり、ひどくOffensiveな態度をとったり。講師の休暇の都合でクラスがずれることに文句はいうくせに、一度注意された授業中のeメール書きはやめない。先日、学校とクラスお互いにフィードバックをする機会があり、その時この人がまたoffensiveになりました。正直、こんなんで社会で生きていけるのか、不思議です。周りも文句いってたようです。
一人飛び出た人がいると、いい意味でも、悪い意味でも影響あるものです。良い大人なのだから、客観的に眺め、節度を持って振る舞う努力をしてほしいものです。

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