2009年9月12日土曜日

南アフリカ その1

8月29日から9月6日まで、International study weekとして南アフリカのケープタウンに行きました。
29日夜の便にクラスほぼ全員+3人の引率者(エコノミークラスに)のり、約10時間かけて翌朝到着。お昼すぎから観光、いえいえ、勉強となりました。まずはワイナリーに行き、そこでお昼を食べたあと、オーガニック+CSRを意識したワイナリーの敷地を周り、ワインの試飲。私はあまりお酒が得意ではないのですが、なかなかおいしかったです。

ちなみに、その後スーパーに寄ったクラスメートの話によると、スーパーではワイナリーの倍の値段がついてたとか。
ここで印象深かったのはCSRのワイナリーでなく、人の話でした。ご存知のように、南アフリカでは90年代初期までアパルトヘイト制度が敷かれ、人種差別が行われていました。空港からホテルに向かう途中も黒人が住む非常に貧しい、かろうじて「家」と呼べるところがあり、今回も個人的な南アフリカの興味は過去の人種差別が今どこまで本当に解消されているか、でした。法的なシステムでは平等でも、実際このような差別というのはなかなかなくならないことはアメリカなどの例ですでに実証済みです。
ここのワイナリーで、試飲の説明をしてくれたのは、黒人の男性でした。彼はアジアの血も引いているとのことで、感じとしてはタイガーウッズ?でしょうか。彼はワイナリーの主人(白人)から全幅の信頼を得ているようで、そこのワイン紹介のために世界を飛び回っている様子が壁の新聞の切り抜きにも現れていました。ワイナリーの主人がいうのは「かつて黒人の従業員は家もなく、仕事の選択もほとんどできなかった。今ではここで働く黒人従業員も家を持ち、その家族も含め自分の好きな仕事をしている」とのこと。いい経営者だなと思う反面、生活はやはりまだ向上中、という感じもしました。
その日の夜は、疲れてるしゆっくり寝よう...と思いきや、クラスメートの誘いにNOと言えず、ケープタウンの街へ繰り出すこととなりました。

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