2009年12月6日日曜日

フォト

この一年のハイライトというわけではありませんが、ケータイで撮った写真がいくつかあるのでまとめて載せてみたいと思います。

アシュリッジ


Wyatt room







雪も降りました。


PROMSを聴きにロイヤルアルバートホールへ。


最後の授業はオールド ライブラリで。


秋になり葉も色づきました。


ロンドンも秋から冬になります




大英図書館に時々行って作業しつつ、気分転換していました。ロンドンはすっかりクリスマス模様。


最後の晩餐

"終わり"

ずっと投稿できていませんでした。というのも、ファイナルレポートに追われて、精神的にも時間的にも余裕ありませんでした。
正直、始める前は「週末はしっかり休もう」とか思ってましたが、とんでもない。多分最後の3週間くらいは一日16時間くらいはやってたと思います。食事と寝る、学校その他図書館への移動以外ということです。

書けば何せ40,000ワード以上ですから、内容はについて語ればキリがありませんが、以前にも書いた通り私は学校の図書館の将来への展開を考えるというもの。ストラテジーと、中で働くライブラリアンの”change”プロセスについてでした。Ashridgeという、企業とは違った環境で、ずっと商業的な環境で働いてきた私から問題を見ると、いやー「甘い」って感じです。図書館はあまりマーケティングというイメージがないかもしれませんが、ここの図書館も同様で、利用者のニーズを見ることなく日々淡々と運営する、という印象でした。救いはライブラリアン皆が個人的にとてもフレンドリーでいい人ということでしょうか。

一応、クライアントであるfaculty(図書館のディレクターは一応教授の一人なんです)からは数日前に見せたドラフトで”Excelent”といってもらえたので、一応新しい見方は示せたのではないかと思います。

昨日12月4日16:00は、MBA初日に言い渡された最終論文提出日。最後3日くらいはあまり睡眠を取れない状態でしたが、何とか期限数時間前に提出しました。ページ数でいうと180ページ以上になりました。
昨日は提出後、フォーマルディナーが饗され、正式にMBAは終了しました。おっと、これで最終論文再提出になれば、もちろん話は別です(苦笑)。最終日8時から始まったディナーの後、この日は学校の宿泊施設が提供されたので、これ幸いにクラスのメンバーほとんどが「食べるより寝たい」「飲むより寝たい」状況なのにも関わらず、深夜(明け方?)まで残っていました。私も限界の2時まで最後のクラスメートとの集まりを楽しみました。10時チェックアウトのため、そのころ朝食にいったところ、そこにいたクラスメートのほとんどが論文の疲れか、深酒の疲れかわからない疲労をにじませていました。

ということで、MBAはこれで終わり。
後は帰国まで少し休みながら、といいながらまだクライアントへのプレゼンが残っているため、ちょっと働きつつ、時間を過ごしたいと思います。

2009年11月5日木曜日

Managing the City

プロジェクト、なかなか進みません。ちょっと疲れたので、他の話題を。

都市計画?って感じのタイトルですが(最初は私もそう思ってしまいました)、担当講師がファイナンスだったので気づきました。金融街のことです。イギリスのシティは世界にも名だたる金融街で、the cityで通じてしまいます。
上記タイトルの選択科目が先週ありました。本当は同時期に行われるはずだった「Scenario Planning」というのを取りたかったのですが、参加者足りずにキャンセルとなったため、仕方なく、というほどではありませんが、大した興味も持たずに受けました。
内容は、IR(インベスターズリレーション)、コーポレートガバナンス、実際のファンドへの訪問、そして講師曰く「すでに目標額を稼いで仕事をやめ、ポーカーが趣味」の元アナリストが話すシティの裏側、という感じでした。
ファイナンス系はどれもそうですが、内容に入る前に専門用語のコトバの壁に当たります。今回は特にファイナンスでない言葉にさえひっかかりました。例えば、「NEDs」。これは「Non Executive Directors」のことだそうで、いきなりこんなの言われても??って感じです。英辞郎にもひっかからない。

今回はすべての講義が外部からのいわゆる専門家で、コンサルや外部講師などをやっていない、いわゆる現役な人も多いため、逆にある程度の広さと人数でのプレゼンに慣れていない感が否めず、特に英語圏外の人間には難しかったと思います。ですが、内容は多岐に富み、かつ今まで知らなかった金融街の話など、興味深かったです。ただ、内容的にはちょっとイギリス固有のことに偏った感もあり、そこが不満でした。

講師も「みんなの頭の80%はプロジェクトで一杯だろうから」とアサイメントも「一応ブリーフはあるけど、あまりこれに時間をかけさせたくないのでこれに拘らないでいい。」との優しいお言葉。授業自体実質3日間だけだったので助かりました。何故かこの選択科目のアサイメント提出日が何故かプロジェクト提出日と同じ。私は同じ提出日に二つも三つもあると、焦りにメガ級の拍車がかかると思い、選択科目終了後、3日で出してしまいました。「So quick!」って言われたので、他のメンバーはまだあまり出してないよう。

一番印象に残ったコトバが、「すでに目標額を稼いで仕事をやめ、ポーカーが趣味」の元アナリストの言葉。

”ここにいる人たちはジェネラルマネージャーを目指しているのだろうけど、それならば絶対に数字は避けて通れない。数字ができないシニアは認めてもらえない”

確かに。
以前、アサイメントでファイナンスについてかなり求められるものがあり、何人かが、「自分は苦手だから」とスキップしてマーケティングやフレームワークで対応しようとして、数字はほんのさわりだけしかやらなかったらしく、その人達は不合格、再提出だったらしいです。
ファイナンスだけではないような気もしますが、特にシニアになるには満遍なくというよりはどれにもある程度通じてる必要があるのだと思います。特にファイナンスや戦略などは、実際に知らないとできないですから目立ちますよね。逆に「人」についてはあまりふれていないシニアが多いのではないかな、と思います。なぜ人が変化に抵抗するのか、実際にカルチャーの違いは影響しているのか、モチベーションは本人のせいだけなのか... 合併を体験して、アシュリッジで実際に人についても学んだからかと思いますが、現実のビジネスの世界にはそこのギャップが一番大きいのではないかと思えます。

2009年10月14日水曜日

プロジェクトって大変

すでにプロジェクト作業(らしき)ものを初めてから1ヶ月近く経ちますが、今、終えられるのかどうかのプレッシャーをじわじわ感じてます。本文は10,000ワードなのですが、おそらくアペンディクス(日本語では付録ですか?)がその倍くらいになるらしい(らしい、というのはこれまでの学生のレポートを見ての推論)。書けるかどうかと言えば多分問題ないのですが、それだけの内容を繋げるのに今資料集めやら、インタビュー、アンケートの手配やらでてんてこ舞いです。文献調査も進めていますが、論文の数が多くて、最初に読んだものはすでに忘れてるし、まだようやく全体の構成が決まって来た、という段階。焦ってばかりで作業が進んでないというか。
昨年の学生と話す機会があったので、こんな状況でなかなか進まなんだ、と話をしたら、「自分も去年はまったく同じだった、読んでも忘れちゃうし、でもとにかく何か進めれば少しずつ進むよ!がんばれ〜」と言われました。まあ皆が通った道ですからね。あと泣いても笑っても2ヶ月ですから、何とか頑張ります。
これまでMBAでレポートを書いてもなかなかうまく点数に結びつかないことがあり、それも不安の一つですが、これが終わればもうこんなの書かないで済むし(笑)あ、落ちて再提出になったらまたか、しかもそれって笑えない(泣)

最近、パソコン、机に向かっていることが多いので、ついついアマゾンなどで買い物してしまいます。買い物と言っても「雑草取り」(借りてる家には小さな芝があるのですが、雑草が結構あって、草取りしたくないため)とか、パソコンの盗難防止セキュリティロックとか(最近気分転換にロンドンの大英図書館に行ったりするので、その際に)あまりワクワク感のないものが多いんですが。。。
昨日、今日はとても寒くて、息が白くなります。しかもそろそろ日が暮れるのも早くなり、勉強するには絶好の環境です(笑)。

2009年10月3日土曜日

フレームワーク、モデルの使い方

MBAではフレームワーク、モデルを駆使する、というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、実際にフレームワーク、モデルは大事です。個人的には「このフレームワークが正しいってだれが保証できるの?」とナナメな見方をすることもあります。ただ、こういった「このフレームワークやモデルはxxについて解析するときに適しているか」はかなりの達人でも難しいことは言うまでもないので(かつそんな意義の大きいものは講師が紹介しないし)まずは使ってみて、自分との相性を確かめる程度しか実際にはできません。とやかく言ってますが、講師は課題レポートにおいては「適切なフレームワーク、モデルを使って解析できているか」を大きなポイントにしていることもまちがいないので、避けて通れないという現実的な事情が一番大きいです(笑)
メジャーなフレームワークやモデルは授業で説明があったり、グループワークで使うよう課題が出ますが、課題レポートは個人ですから、自力でやるしかありません。ですが、私は時々フレームワークの使い方が甘い、というようなコメントがつくことがありました。フレームワークの使い方に問題があるのか?と思った時がありましたが、今回卒業プロジェクトでしくじると嫌なので、講師の一人に話を聞いてみました。そこで一通り説明を受けて、自分の書くべき内容がちょっとズレてたことがわかりました。もちろん講師によって見るポイントが違うということは結構ありますが、おそらく今日もらったポイントは、今後にも役立つと思います。
プロジェクトの調査をしていますが、いろいろな人にアンケート取ったり、インタビューしたりということが必要とされていますが、自分としては準備が出来ていないうちに行動に起こすのが不得意なので、今何とか質問をまとめようとしていますが、そのベースになる文献調査がなかなか進みません。読むべき文書が文字通り"山積み"になっており、遅々として進まないのがストレスです。周りで「自分は順調!」という人もいるため(これって文化の違い?)もう少しチャチャっと進めたいものです。

2009年9月23日水曜日

アサイメントとプロジェクト

International study(南アフリカ)の次の日から日本から遊びに来た友人とプラハなどへ遊びにいったりしておりました。噂にたがわず美しい街でした。やはり同じ古さでもUKとは違います。


怒涛の旅行週間が終わり、本業へ復帰。まずは差しあたってはInternational studyの個人レポートを完成させなければなりません。International studyは当地で行ったグループでのプレゼンが60%、残りが個人のレポート+グループメンバーからの作業への貢献度となります。今回のレポートはいつもより少ない2000語、かつ基本的にはグループワークの振り返りのような内容なのですが、逆にいつもと勝手が違うとそれはそれで書きづらいものです。
また、平行してプロジェクト作業も始めています。こちらはいわゆる最終レポートが卒業レポート=修士論文となり、学生がそれぞれ個人でプロジェクトを行います。私はスポンサーが自分の学校であるAshridgeなので、物理的には非常に楽です。プロジェクトは各々がスポンサーと面接し、興味あるプロジェクトを任せてもらえるようアピールしてきました。大体6月ころから本格的に作業を始めた人が多いように思います。私は今後イギリス/ヨーロッパ、日本のいずれでも働くときのために、何とかこちらの企業からプロジェクトがほしいと思っていました。日本のコネを使えば多少は楽だったかもしれませんし、一時はそうしてしまおうか、とも思ったのですが、運良く自分の学校とは言え、こちらの企業のプロジェクトをゲットできました。内容は詳しくかけませんが、学校のある施設の価値創造のため、新しいIT技術を使うなりしてソリューションを提案、というものです。さすがに卒業論文ですので、それなりの文献調査と深い解析が求められます。「こんなに英語文献を読むのか」と思うと、いやー今からもう憂鬱です(笑)
プロジェクトにはスーパーバイザーが個人個人に割り当てられ、私にはIT系のマーケティングを担当するDr が割り当てられました。結構細かくコメントをくれるので、少しずつですが全体が把握できてきたように思います。というのも、本文の10000語にその2倍くらいのAppendixが付く大量の論文をどう構成するべきなのか、というところから私の場合始まってるので...
今、対象となる文献をリストアップしようとしており、またインタビューやアンケート調査を行う必要もあるので、その質問事項の下書きを作って、できるだけ早いうちにマーケ/リサーチ担当の講師に相談したいと思っています。

2009年9月12日土曜日

南アフリカ その4 Townshipとサファリ (終わり)

プレゼン準備の合間を縫って、いわゆる貧困層のすむ地域へ行きました。個人で託児所を開設している女性、B&Bを経営している女性と、貧困であっても起業家精神を発揮し、周りの同じく貧困の人たちにも影響を与えている人たちです。住民は皆黒人のようです。

偶然Townshipを訪問した夜、現地MBAの講師宅に招かれ、そこで夕食を頂きながらプレゼンの準備をしたのですが(参加者全員招待です)、ここは平屋で5LDK+1、リビングにはこれまで見た中で一番大きなホームシアタースクリーンがありました(奥さんは”大きすぎて見てると気分が悪くなる”と言ってました)。周りにも同じような家が立ち並び、日本でいうところの世田谷のベッドタウンという感じでしょうか?おそらく大多数か全員が白人居住者と思われます。昼間の街と対照的でした。
最終日はアフリカの動物が見られるサファリ施設へ行きました。これはオプショナルなので、私を含め6名の参加。6時に出発して、8時過ぎに現地へ着き、朝ごはんをたべてツアーへ出発。トヨタの屋根つき、でもサイドガラスなしのジープに乗っていきます。ちなみに、アフリカではトヨタが工場を他に先駆けて作って現地生産していることから、多くの車がトヨタ車です。
バッファロー、ヒョウ、ちらっとライオン、キリン、しまうま、あと名前のわからない鹿の小さいような動物、サイ、カバ、ゾウが見られました。特にゾウは兄弟がじゃれあってるところ(見た目にはケンカしてるみたい)が見られておもしろかったです。ライオンは24時間のうち20時間は何もせず寝そべっているので、遠めにちらっとのらりくらり歩いているのが見えただけでした。


そんなこんなで南ア旅行も終わり。ケープタウンは来る前には想定していなかった美しい街でした。改めてクラスの人ともいろいろな話ができ、親交できたような気もします。

南アフリカ その3

今回のメインイベント、プロジェクトのスタートです。今回は3つあるプロジェクトから希望のものを申請できます。ひとつが南アでもデパートに当たる小売業、二つ目が現地のワイナリー、三つ目が印刷会社です。私は1.メンバー、2.プロジェクトの優先順位で選びました(笑)。ですが、私の選んだプロジェクトは印刷会社で、ただし以前CSRの時に行った印刷会社とは別で、南アフリカで一番大きな印刷会社(当事者談)で、工場もなかなか大きなものでした。ここでの問題は「コミュニケーション」ということで、内容も前回までの戦略的なアイデアというよりは、初めて「人」に焦点をあてたものになります。
最初は午前中先方の会社のディレクターから概要と彼の感じている問題について話をきき、工場見学。さらに午後からはそのディレクターに頼んで9人の従業人に個別にインタビューをしました。その結果印象的だったのが、ハッピーな人は「昇進できた」、「異動が叶った」という、積極的にアピールした結果、個人的に得られた結果に対しての満足感であり、そうではないどちらかというと日本人的なアピール下手な人は不幸である、ということでした。つまり、個人的にはいいと感じる人はいるものの、必ずしもそこの”従業員”として満足しているわけではない、ということです。社内で交わされる情報はトップダウンですが、ただトップダウン自体が悪いこととは個人的には思っていません。この会社の場合は、トップダウンで命令がきても”なぜそうするのか”、”その結果何が得られるのか”が説明されていないということです。これがないと、働く人は理由を見出せず、またより良い提案が現場からあげられる機会を失ってしまいます。
提案内容は、もっとコミュニケーションを上下で行き来できるようなアイデアが中心となりましたが、今回良かったことは、一応何が問題か、を話す上でモデルやフレームワークを確認してアイデア出しをしたので、一応 1.解析 2.その結果現状と理想の状態を埋めるためのアイデア出し、という順番で話ができたように思います。とはいえ、時間も短かかったため、プレゼンを作りながらアイデアを吟味という形になりました。結果として、そうそうスムーズに行かないのがグループワークです。ですが、話し合い自体はまあまあだったかと思います。前日は12時半までかかり何とかプレゼンを仕上げ、翌朝7時からプレゼンの練習。8時から最初のグループの小売業へのプレゼン、9時から我々のグループのプレゼンでした。結果として、引率の講師は満足したようでした。一応「Ashridgeの評判を落とすことなく、Excellent」とのことでした。ただ、皆がクライアントだけに話しかけたような姿勢をとったため、「他にも聞いている人がいることを忘れないように」と言われました。我々のグループへの個別フィードバックは「コミュニケーションをとる方法論の提案が良かった」とのこですが、実際の評価点はどうなることやらドキドキです。半分観光といいながら、ちゃんとこのプレゼンと、各自がグループメンバーへのフィードバックとして点数をつけ、さらに個人の課題提出も今月末にあり、これらの総合点でInternational study weekの評価点が付与されます。

南アフリカ その2

そもそもInternational study weekって何?と思われる方も多いかと思いますが、半分以上は観光でした(笑) 日曜日にはテーブル・マウンテンの名のように、頂上がテーブルのように平らな山へケーブルカーで登り、絶景を楽しみました。ケープタウンはアフリカ大陸のほぼ南先端部分にあたるので、海に近く、また山も連なっているので、海のそばに雲がかかる山を見下ろす景色が眺められる、というテーブル・マウンテンは人気スポットのようです。


午後からはマンデラ元大統領も投獄されていたロビン島へ行きました。ここでは当時元囚人として不当に囚われていた方がガイドとして当時の刑務所施設を案内してくれます。ロビン島自体はその後世界遺産にも登録された美しい島です。写真はマンデラ元大統領の房だったところです。

我々のMBAグループには2名のアフリカ出身の学生がいますが、やはり彼らにとっては南アフリカのみならずアフリカ全体これから発展できるのか?が非常に関心のあるところのようで、彼らのいろいろなものに対する視線が印象的でした。二人ともイギリスやアメリカに10代のうちに渡り、今は欧米人として生活していますが、今回そのうちの一人といろいろ話をしたところ、16歳で一人家族を離れてヨーロッパへ渡り生活していた、家族はまだアフリカに住むが地理的に難しいこともあり(おそらく政治的な不安定さもあるかと思います)、3年とか5年に一度しか会えない...ということでした。二人とも底抜けに明るくて、パーティ好きなのですが、強い人なんだなあと改めて感じました。アフリカが世界GDPに占める割合は(確か)2.6%のみで、これからBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)のような急成長新興国の仲間入りが果たしてできるかが課題のようです。
今回はケープタウンのMBAスクールの受け入れがあり実現したもので、現地MBA講師による南アについての経済、文化、起業、流通、交通などの講義もありました。現地の英語に苦労した私が評価するのもなんですが、まあまあだっと思います。ただ、引率講師や他の学生には今ひとつ人気がありませんでした。
今回、気になっていた質問を、受け入れ側のMBAスクールの講師(白人)と話す機会があったので聞いてみました。それは「94年(アパルトヘイト廃止と民主化)のとき、どう感じたか」。
答えは「positive」でした。でも「ポジティブでなきゃいけなかった、いや、ポジティブだった」とも言ってました。また、その講師の奥さんの親友は黒人女性だし、自分たちには人種的なわだかまりはないというようなことも言っていました。ただ、講師も言っていましたが、未だ南アの世間ではその実情が追いついていません。講師いわく「ここのMBAの講師を皆見たと思うけど、全部白人だし、南アはまだまだだ」と。特にアカデミックな世界においては経験と、子供のころからの教育が大きく影響しますから、15年ではなかなか解消しないかもしれません。ですが、街を歩いても肌の色の違う人同士というのはまず見かけません。まだまだ一般市民レベルでの生活レベルに差がありすぎて、日常お互いが関わる機会が少ないのだと思います。一端差ができると、特に人種間で生活レベルの差がつくと、同じ国にいながらそれを解消するのはとても難しいのだなあと改めて感じました。この差解消のためには、個人的な意見ですが、やはり政府が多少不公平であっても、制度としてその溝を埋めるためのシステムを作る必要があるように思います。気持ちの面で白人に不公平感が生まれるかもしれませんが(現にすでにあるかもしれませんが...)どこかで帳尻を合わせる必要があるのではないかと思います。

南アフリカ その1

8月29日から9月6日まで、International study weekとして南アフリカのケープタウンに行きました。
29日夜の便にクラスほぼ全員+3人の引率者(エコノミークラスに)のり、約10時間かけて翌朝到着。お昼すぎから観光、いえいえ、勉強となりました。まずはワイナリーに行き、そこでお昼を食べたあと、オーガニック+CSRを意識したワイナリーの敷地を周り、ワインの試飲。私はあまりお酒が得意ではないのですが、なかなかおいしかったです。

ちなみに、その後スーパーに寄ったクラスメートの話によると、スーパーではワイナリーの倍の値段がついてたとか。
ここで印象深かったのはCSRのワイナリーでなく、人の話でした。ご存知のように、南アフリカでは90年代初期までアパルトヘイト制度が敷かれ、人種差別が行われていました。空港からホテルに向かう途中も黒人が住む非常に貧しい、かろうじて「家」と呼べるところがあり、今回も個人的な南アフリカの興味は過去の人種差別が今どこまで本当に解消されているか、でした。法的なシステムでは平等でも、実際このような差別というのはなかなかなくならないことはアメリカなどの例ですでに実証済みです。
ここのワイナリーで、試飲の説明をしてくれたのは、黒人の男性でした。彼はアジアの血も引いているとのことで、感じとしてはタイガーウッズ?でしょうか。彼はワイナリーの主人(白人)から全幅の信頼を得ているようで、そこのワイン紹介のために世界を飛び回っている様子が壁の新聞の切り抜きにも現れていました。ワイナリーの主人がいうのは「かつて黒人の従業員は家もなく、仕事の選択もほとんどできなかった。今ではここで働く黒人従業員も家を持ち、その家族も含め自分の好きな仕事をしている」とのこと。いい経営者だなと思う反面、生活はやはりまだ向上中、という感じもしました。
その日の夜は、疲れてるしゆっくり寝よう...と思いきや、クラスメートの誘いにNOと言えず、ケープタウンの街へ繰り出すこととなりました。

2009年8月15日土曜日

Leading Change - 変化をリードする - グループプレゼンテーション

今回は初めてグループワークに対して評価がつきます。これまではモジュールの終わった一週間後に提出する3000ワードのレポートで評価されており、グループワークを行ってもここには評価は一切つかなかったのですが、今回個人の評価の40%がグループワークの評価より充当されます。
お題は、あるブラジル企業における変化について、戦略、リーダーシップ、人、カルチャー、最重要課題の5つの視点からプレゼンを行うというもの。私はカルチャーのグループでした。
内容的にはStage1-2で行ったカルチャーのフレームワークを使用し、分析し、これまでと、未来の視点両方からプレゼンをしなければなりません。私はイギリス人2人、時間に超ルーズなインド人の女の子、そして私でした。イギリス人の二人がグループを引っ張る形で、まあ全体としては無難に行ったと思います。
この5つのテーマはちゃんと内容的に繋がったものでないといけない...5つに分けたとはいえ、実際の企業ではそのような区別がないのですから、お互いに矛盾のないよう、調整が事前に必要です。今回、内容と合わせてプレゼン自体も各グループでジャズクラブを想定したものにすることになりました。詳細は省きますが、なかなか設定は良かったと思います。前回のブログに書いた通り、なんだかんだでもめにもめた場面もありましたが、普段は結構個人個人それぞれなクラスで、ここ一番の協力体制は見事でした。
結果は...内緒です。ですが、皆満足で、その後のパブでの打ち上げは普段こない人まで登場し、盛り上がりました。というのも、今回のモジュールで今の23人全員の授業はおしまい。この後はインターナショナルウィークで8月終わりから9月初めまで南アフリカに行きます。ここでは実際の企業相手にコンサルを行います。その後各自プロジェクトに打ち込み、最終論文を用意しつつ、2つの選択授業をとっておしまいです。
今回の変化をリードするモジュールは、新しいMBAのワザを習うというよりは、これまでの個人の人生の振り返り、ダークサイドの自覚にあるような、自分を知るための2週間だったような気がします。
おとといから昨日にかけて、”ストーリー”を学びました。水に対してストーリーを作ることで、味的には代わり映えのしないものが、違いを出せる、という感じでしょうか。最初はブランドと何が違うのかなあと思っていましたが、ストーリー作りすることで、より人々に強力なメッセージを伝えられ、かつ過去の歴史を踏まえた商品作りが可能になります。例えば、「宮内庁御用達」や「中国4000年の歴史」とか、その歴史の内容をうまくストーリにして売り込むことで、スーパーで類似商品と何倍の値段がついていても手に取ってもらうことが可能となる...なるほど、と思いました。
また、ここではAshridge MBAに来た道のりを振り返りました。自分の努力なしにはもちろんここまで来られなかったですが、同時に家族、友人、ここでのクラスメートや、もちろんAshridgeの講師陣なしにもなかったです。多謝。

2009年8月12日水曜日

Leading Change - 変化をリードする -

またしばらく空いてしまいましたが、先週、今週と"Leading Change"というモジュールで、変化を実際に起こすにはどうしたらいいのか?何が変化を阻むのか?を中心に話をしています。
企業において、いわゆる「業績不振によるテコ入れ」または私の体験したような「合併」によって、組織変更、職種変更、最悪の場合にはリストラなどが起こりうる訳ですが、現状に満足している人達だけでなく、不満な人であっても漠然とした不安を抱いて変化を受け入れず、結果として6割から8割の企業は変化に失敗しているといわれます。
かくいう私も、合併がきっかけでMBAを考えたわけなので、ヒトに与える影響が大きいことも感じています。

「人にはだれしもダークサイドがある」ということを前提にした授業はなかなかおもしろかったです。人の基本的な感情には「怒り、喜び、悲しみ、恐怖」があり、それがダークサイドの”元”とのこと。例えば、きっかけのつまらない一言や、溜まりに溜まったものが溢れて突然怒りだすとか、言い過ぎてしまう、など。ダークサイドを和らげる方法をいくつか授業でやりましたが、今書いていて思ったのが「イギリス人はダークサイドについて必修科目にした方がいいんじゃないか」(笑)。というのも、今回はグループアサイメントといって、グループでのプレゼンテーションが評価の40%を占め、かつ、5つのグループが一つの企業の変化について5つのテーマでプレゼンするため、ちゃんと全てのグループが流れに沿っていなければならない...ということで、最初の全体ミーティングでは、クラスメートの一人がもらした感想通り「エゴが多すぎ」。イギリス人同士が「だまれ」だの、「何言ってんだ」みたいなnastyな言い合いを繰り返した挙げ句、いつグループ代表ミーティングを開くかで延々...とくだらない議論が続き、閉口。ダークサイド丸だし。
ただ、この人達の唯一?偉いところは、言いたいことを言った後、お互い「やっちゃったなー」みたいな感じでお互いにフォローし合うところでしょうか?次の日には(表面的に)中のいいクラスメートに戻ってる...(姑息と言えば姑息)。
もう一つ印象に残った授業は、「人が持つパワー」「人へ影響を与える」について。クラス全員に、「自分はパワーがあると思うか」「人に影響を与える人間か」というのを主観的に見たとき、パワーのあると思っている人は同時に自分は他の人に影響も与えていると思っているという傾向が非常に強いこと。そこでハッと気づいたのが「この人達はパワーがあれば人に影響できると思ってる」ということでした。この人達の中には、このブログにも何度か出てきた問題児がいるのですが、私にしてみれば、彼から受けるのは不快なパワーだけで、いわゆる”いい影響”を受けることはこれまでまずなかったなあ...(負の影響ならあるかも)ということ。パワーはいわゆる力ですから、”人間に出来”には必ずしもリンクしないはず(声が大きいとか、思ったことをすぐ口に出す)そうか、この人(達)のエゴはここから来てたのか...影響力がある人間だというおごりが彼らのエゴを助長していたのか...と。
わかったら少し理解できるような気がしてきた?
グループアサイメントの結果は次回。

2009年7月31日金曜日

何事も適度がいい

Creating Value(価値創造)のモジュールも終了し、今週はアサイメント(課題)を作成する週です。月曜9時までに3000ワードのレポート提出です。特に今回はファイナンスについても調べなければならないため、ちょっと大変です。

ところで、Ashridgeでは朝、お昼が授業のある間は提供されます。イギリスの食事は悪名高いかと思いますが、Ashridgeは企業を相手にしていることもあってかイギリスでも賞を受賞しているほどなかなかのレストランです。朝はもちろんイングリッシュブレックファースト、お昼もサラダバーからメインディッシュ、ケーキ、フルーツ、チーズのデザートが自由に取れます(少し太りそうなので、最近私はデザート控えめ)。
先日クラスメートといつものようにお昼を食べていたときのこと。アレルギーのある人のために、よく料理に「○○が素材に含まれます」という注意書きが日本でもよく見られるかと思いますが、なんとこんなのがありました ↓
「魚を含みます」...って魚そのままですけど

 「ナッツを含みます」...ってナッツそのままやん!(思わず関西弁)

そんなこんなで皆でバカにして写真を撮って大笑いしていたら、その日以降この注意書きを見ることはなくなりました。
注意書きも、笑い過ぎも、適度でないといけないってことですね。

2009年7月25日土曜日

ライブケースの結果

水曜、木曜とライブケースでロンドンの老舗企業でプロジェクトを行いました。漠然と想像した通り、バタバタの二日間でした。
テーマは中東での顧客獲得を増やす、というものでした。今回は5人のグループでしたが、そのうちの一人が「とくかく中東について調べないと」と張り切り、リーダーとなった人がそれに引きずられ...で、Ashridgeの中東担当者何人か、自分の知り合いまで動員して、文化を中心に聞き取り調査を続け、細かい質問リストまで作っていましたが(結果的には細かい質問ばかりで使えず)個人的には「ここまで必要ないのでは」と思っていました。案の定、ここで調べた内容はほとんど使わず(笑)。
初日はスポンサーのディレクターが中東でのビジネスや、文化など一通りを説明してくれ、張り切って調べていたメンバーも「ここで聞いた情報が一番役に立った」というほどの、さすが”プロフェッショナル”。難しい話題をわかりやすく、フレンドリーに話してくれます。大体頭のいい人は10分も話してればわかりますが、久々に会ったスマートなビジネスパーソンでした(何故か日本語も少し話せます)。
作業に入ったものの、一人クセのあるメンバーがおり、しかもその彼は正直アカデミックな部分の理解がちょっと足りない...そのくせ主張と反論だけがすごいので、別のメンバーが途中で怒って話をしなくなる、など問題はいろいろありました。一日目が終わり、その後21時ころ学校に戻って23時半すぎまでかかって紛糾しながらプレゼンのドラフトを作りましたが、次の日の午前中にまた紛糾。クセのあるメンバーが自分のファンド事業案を午前中のギリギリになって企画しましたが、その頃には他のメンバーは反論するのにも疲れてしまい、勝手にやらせておくような形になり、グループが4対1の状態に。それでも各グループの発表が始まる13時半ギリギリまでかかって何とか一つに仕上げました。
他のグループはそれぞれインド、ロシアでの顧客獲得、インターネットビジネスの拡大などについて各自の二日間の成果を発表しました。中東チームは5チームの中で唯一全員でプレゼンを行いました。あんなこんな...なプレゼンでしたが、何故か優勝! ご褒美は...内緒です。というのも、その内容がこの会社の事業内容そのものなので。
一日明けて、今日は振り返り。メンバー一人一人に良かった点、こうすれば良くなる点をあげていきました。私へのフィードバックは「分析ができる、明瞭である、論理的、サポートができる」、良くなかった点が「もっと主張しろ、主張しすぎ、頑固」個人個人で正反対のフィードバックがありましたが、今回は少し押しが過ぎた、というところらしいです。前回の印刷会社へのコンサルティングではフィードバックが「もっと自分の意見を主張しろ」だったので今回は意識して少し主張しました。前回と今回の中間がいいのでしょうか?うーん難しいです。
今回は学びという点では...うーんどうでしょう。私は前回の印刷会社でも思ったように、コンサルでは一つ大きな方針(Value diciplineなどを使って)を決めて、それを中心に顧客のBasic questionへのソリューションを探していくべきではないか...と思ったのですが、これはあまり賛同がえられませんでした。前回はここが主張できなかったので、今回は頑張ったのですが(なので主張しすぎと言われた)、メンバーはいきなり”TVコマーシャルをやる”などの細かい案を考える方に走り、その後で案の理由付けになるフレームワークを探していました。本来なら、フレームワークやモデルを使い、問題点を抽出し、それを解決するための案を考える...というステップが本来ではないかと思うのですが、それが理解してもらえなかったようです。まあそうしなくてもソリューションは作れるということでしょうか。
また、「価値創造」という題と今回のコンサルの内容が正しいのかが今ひとつ疑問です。MBA生に短いながらもプロジェクトをさせてくれる企業を探すだけでも大変なのはわかりますが、正直モジュールのテーマとの関連性が今ひとつわかりませんでした。
それでもこの会社のプロジェクトに少しですが関われたというのは大きな経験になりました。機密保持契約書を結んだため、会社名を出せないのが本当に残念ですが、圧倒される会社でした。オフィスはおそらくロンドンでも高級感のある一等地、社員は高そうなスーツに身を包んでおりました。
今日で価値創造のモジュールも終わり、またアサイメントの週が始まります。今回は同じ産業にいる2つの会社の価値を比較する、というお題です。二つの会社を調べなければならないばかりか、株主への還元の意味からも価値を比較しなければならないためファイナンシャルレポートも精査しなければならず、私には辛い内容です(涙)

2009年7月22日水曜日

価値創造

先週から”Creating Value”という題でモジュールが展開されております。企業の価値創造とは何か?マーケターの私はすぐに顧客が喜ぶもの、新たにニーズを発掘した発想、というように考えてしまいますが、主な価値創造の尺度としてはやはりファイナンス系に求められるもの(市場価値など)や、実際に新たに市場を開拓したその後の株価への反応というになります。ですが、株価だけを上げればいいのかというと、それではライブドアの二の舞です。やはり結果として株市場に反応を起こされる「何か」が大事なわけです。
新たなフレームワークは比較的少なく、改めてValue Chainなどを企業の価値創造の柱とする、ということをグループに分かれてディベートしたりしていますが、今回のモジュールの目玉は、とあるイギリスの老舗企業のコンサルティングを5つのグループに分かれて行うことです。明日から週末までの3日間、ロンドンのその企業にほぼ缶詰になって行います。
今回は前回の印刷会社と違い、一つのグループ当たり人数が4−5人であるため、話は通しやすいかと思いますが、我がチームには一人どこかズレ気味なイギリス人のおじさんがいて、全然話が進みません。その人がたまたまいない時にはすっごいスムーズでいい感じなのですが。
ま、こういう人とも渡り合う、これも実際の世界と同じです。

ちなみに、先週はシミュレーションとして、この5グループそれぞれがカメラ、医療用撮影機マーケットで対戦しました。2009年から2015年まで一年ずつ決められた時間までに、何に投資して、何をいくつ製造して、ということをシミュレーションしながら競うというものです。部屋にこもって他のグループの出方を想像し、入手できるマーケット情報を最大限活用しながら行うのですが、なにせパソコンにそのデータを打ち込んでいくため、皆で相談しても細かい数字は入力者のさじ加減になりがちです。何だか、ちょっとネットオークションとか、ネット株をやっている感じがしたので、入力の仕方はもうちょっと考えた方がいいんじゃないかな、と思いました。
ちなみに、我がチームは5チーム中3位。その後各チームが自社の宣伝プレゼンをしたあとに、均等な資本を元に投資先を決めたところ、我がチームが一位となりました(ちなみに上記に書いたズレた人は事情があり不参加でした〜)。

2009年7月16日木曜日

コンサルティングスキルその2

先週末の話になりますが、コンサルティングスキルの集大成として、架空のM&Aについてのコンサルを4つのグループに分かれて行いました。午後6時に内容の記されたケースを読み、そこから夜準備をし、次の日の午前中30分の質問時間を経て、午後から30分の提案プレゼンを行うというもの。3人の合併した会社の担当に扮した人々が我々の提案を聞くというものです。グループは自由にメンバーを選べ、しかも今回は4つに分かれたので5-6人のちょうど良いサイズになりました。
私の入ったグループでは、それぞれが自分の目標を設定し、それをグループ全体がサポートしようというものになりました。プレゼンスキルを高めたいインド人、コンゴ人がプレゼンターとなり、私は学んだコンサルスキルを使ってチームワークを高めたい、というのを目標にしました。
学んだコンサルスキルは、具体的なフレームワークから、自分の感情コントロールまでさまざまです。感情コントロールですが、顧客と話をしているときに、何かフラストレーションを感じていながらももやもやしながら自分の仕事をする...ということがままあります。このとき、何が実際に自分の心を支配しているのか知ることでよりよいアウトプットが出るようになる、というコンセプト。確かに思い当たることがあります。
ITコンサルは以前の会社でやっていましたが、M&Aコンサルとなると、話はまったく別で、ITの統合にはどのように行われ、どの程度の期間がかかるのか、なぜ○○のオフィスを統合すべきなのか、作業のプライオリティはどのような基準で決めるのか...等々厳しい質問がたくさん飛んできました。時間的な制約があったものの、他のグループと比べて我々はプレゼンに書かれた内容は薄かったようです。
怒濤のプレゼンの後はちょっとした開放感があったものの、夕方からはフィードバック。3人の正体が明かされました。一人はAshridgeの講師だったので知っていましたが、以前”Time management”で出てきたので単なるゲストかと思いきや実はシティのとある銀行でM&A担当し、現在もM&Aのコンサルを実施、一人はデロイツの元コンサル、もう一人は人材会社から来たとのこと。さて、フィードバックは「提案内容としては物足りない」「チームワークは一番良かった」などなど。さらに一人ずつのフィードバックがあったのですが、私はなぜか異常にほめられました(?)言葉につまったメンバーを助けたのが評価されたらしいのですが、やっぱり私はサポートが向いているようです(笑)。
その後、パートタイムMBA(EMBA)クラスと合同でバーベキューをしましたが、外でリーダーシップ・エクササイズをやっていたEMBAと、コンサルとしてプレゼンに臨んでいたMBAで対照的な服装でした。
あっという間の一週間でしたが、やはり顧客と向き合う仕事、特にコンサルとして感謝されるところを思い出し、やはりコンサルもいいかなあ、と改めて思いました。グループワークを行い、小さいクラスの個々のメンバーと作業することで更にチームワークも良くなり、個人個人を知るいい機会にもなります。改めてAshridgeに来て正解だったなあ、と思います。

2009年7月9日木曜日

コンサルティングスキル

プロジェクトスキルの週も半ばを過ぎました。
前半は、統計学の復習のような形で始まり、実際にリサーチにどう使うかという応用のような形でしたが、正直やりながらも「プロジェクトでこんなリサーチする人がこのクラスで何人いるだろう」と思ってました。Ashridge MBAは大体平均して12年ほどの職務経験を積んだ人が大方ですが、経験があるということは、ネガティブな面もあり、なかなか自分のこれまでのやり方を変えられないところです。クラスでの発言も少し大げさにいうと「自分の経験は○○で、そんなことないからあり得ない。」かつこれを聞いている周りは「あなたの経験聞いたところでそれが何?」という、自分の主張だけを通そうとする輩が多い気がします。
日本人を始め、周りが見えている人は学ぼうとする姿勢があるのでそんなことはありません。しかし、経験=自信≠学びの姿勢 のようです。話がそれました。

今日からは、Ashridge コンサルティングのコンサル2名が実際に近い研修をしています。服装からして「現役コンサル」の雰囲気を醸し出し、ちょっとした緊張感があります。マッキンゼーとPWC、政府系の名だたるコンサルから転職してきただけあり、マッキンゼーのフレームワークや論理思考を元に話が展開されていますが、内容が難しいのと、英語が聞きづらいのとで、私個人的には苦戦しております。論理的思考はWelcome!なんですが...。

今日のテーブルディスカッションではまたストレスが溜まりました。最近あまりいいグループに当たりません。。。

2009年7月7日火曜日

プロジェクト・スキル

初めての方、こんにちは。
ソーシャルネットの日記の外部ブログアドレスをこちらに変更しました。まだほんの少しですが、MBAの様子をブログにしてます。
内容はあまりおもしろくないと思いますが...自分で言うのもなんですが、MBAにいない人には結構退屈な?ブログかと思いますので、覚悟してください(笑)。

本日から新しいモジュールが始まりました。通常5月からのStage 2は2週間授業、その後の1週間で課題(アサイメント)レポート作成でしたが、今回はStage 3のプロジェクトで必要とされるリサーチスキル、コンサルとしてのカスタマーとの接し方などなどをAshridgeのコンサル部門(はい、これが私の学校の名前です、初公開!)のコンサルが講義、指導してもらうというもの。というか、私のざっとした感覚ではこれまでも1/3の授業はこのコンサル部門のコンサルが行っています。いわゆるMBAの講師陣も企業とプロジェクトは普段やっているらしいですが、このコンサルの人々はもっと密に企業と接しており、かつ修士、博士号を持っている人達がほとんどです。
初日はプロジェクトを始めるにあたってのスケジュール感、実際に簡単なリサーチケースが与えられ、グループ内で3、4時間でまとめて発表というもの。今日は、内容的に難しいこともあり、あまりグループワークに貢献できませんでした。リサーチというのもいわゆる統計学を使って行うので、4月のExam以来久々に聞いた専門用語のせいかもしれない...。

実際に9月から客先に基本一人でコンサルを行うのだけど、そのプロジェクト自体まだ決まっていません。先週、一つ面接を受けたけど(コンサル先と直接面接するのです)結果は速くて今週末だし、私の他にも2人ネイティブレベルが同じプロジェクトに申し込んでいるので、あまり期待せず他も探しているところです。

前回のモジュールBusiness in societyのアサイメントが実はまだ終わっておらず、今週中に仕上げなくてはならないのだけど、授業がかなり忙しくなりそうで、ちょっと不安...(汗)

2009年6月26日金曜日

Live caseでのプレゼン

本日は、印刷会社へのプレゼンでした。
結果として満足してくれたようで、良かったです。ただ、ここまでの内容詰めと、作業の進め方はあまり良くありませんでした。私の考える原因は二つ。
一つには、リーダーがあまり機能していなかったこと。一番の年長者がリーダーになったのですが、プロセスを考えずに、とにかく絵としてのプレゼンを仕上げることだけに注力し、時には「今までMBAで何勉強してたんだ?」と思わざるを得ないコメントが飛び出してました。
二つ目には、人数が多すぎて皆の意見をバランス良くいれようとして、よく見るとあまりまとまってないものになったこと。妥協の産物的なものになり、声の大きい人の提案した内容がプレゼンの一番いい位置を占めていたような気がします。私は、人にものを伝える時には、大きな決定から、それを踏まえつつ、段々と小さいレベルへ落としていくべきだと思っています。ですが、今回はそれぞれの内容があまりにもごちゃごちゃで、整然としていないため、本当に必要なメッセージが十分伝わったか、は疑問です。
ただ、今日のレベルにたどり着くのにさえ十分大変だったのと、あとは反省も含めて、声の大きい人の内容はAppendixにすべきだろう、ということが言い出しにくい雰囲気だった、そして、今日自分のする顧客への説明もあまり出来の良いものではなかった...というか、全然良くなかった、ということで、結果として顧客が満足した、というのが救いでしょうか。

また、昨日はHIV医薬品をアフリカの低所得者に提供する会社のCSR担当者が来て話をしました。
CSRに打ち込む理由は「貧しい人でも平等に生きる権利がある」もちろんそうですが、これまで、正直それだけを押されるとキレイごとすぎてすとんと落ちませんでした。しかし、昨日の会社は上記のような理由に加え、「会社の評判維持のため」ともはっきり言っていました。これはとてもスッキリします。というか、利益を追求する会社として当然のことと言えます。それにしても、人の生死に関わる仕事をする会社はCSRという観点でも一筋縄ではいかないなあ...と思いました。岩井克人さんの本「会社はだれのものか」には法人(ヒト)としての企業、会社(モノ)としての企業が法律上どのように扱われるべきかを書かれていましたが、その境目はCSRにおいても問題になるのかもしれません。

2009年6月24日水曜日

製薬会社のCSR

本日は朝と夕方にLive Caseの時間があり、その間は昼食を挟んで製薬会社のCSR担当の方に講義でした。
ここはデンマークに本拠を置く、糖尿病薬、つまりインスリンの製造会社です。なくてはならないものですから、商業活動だけで社会的貢献度は計り知れませんが、製薬会社になじみのない私としては、マーケットを増やすことができず(無論、糖尿病患者は増やせません)、必要とされてはいるものの、必ずしも使う人が愛着を持って購入するものではないので、ビジネスとしてはちょっと抵抗があります。
CSRは、もちろん会社のカルチャーや、社会貢献への考え方が第一ですが、どうしても扱う商品に関連した活動が中心となることが多いようです。この会社の場合、アフリカの子供達に無料でジェネリックのような?一世代前の薬を配る活動をしているようですが、本業とCSRとの境目が見づらいところは、賞賛と批判的意見とにさらされるリスクがあるような気がしました。

Live Caseのグループミーティングは...いや〜もめました。
昨日のスッキリ感がどこへやら、というのも今日は小さいグループではなく、”問題児”を含んだ全員ミーティングだったので、つい、私も声を荒気てしまいました。...っていうか、リーダーとおぼしき人物は、年齢的には十分ですが、理解力と論理思考にはほど遠いんだな。そういう人に英語のせいで負けるのが悔しい!
ま、今日返却されたOrganisational Lifecycleのアサイメントは、この方よりも良かったんで、ま、やっぱり、かな ^^

2009年6月23日火曜日

Live case

本日よりBusiness in society 2週目。これまでのモジュールと違って特に目新しいのが、「Live case」。
23人のクラスが二つに分かれて、実際の企業に対してCSRに関するコンサルティングをするというもの。今年の会社はイギリスで有名なスムージーの会社と、オックスフォードにある小さな環境に配慮した「水なし印刷」を推進する印刷会社。私は印刷会社のグループでした。
小さなクラスが二つに分かれたとはいえ、11人+講師で訪問してコンサルするというのは異例なのではないでしょうか。私が前社で行っていたときは、多くても営業いれて4人程度ですから、12人の人間が集まったら話もなかなかまとまらず&進まず。一応事前に質問表を用意していったものの、しゃべりたがりのイギリス人は関係のない質問やら、意味のないつっこみやらで、時間を無駄にしているな、と感じた場面もあり、インタビューそのものは個人的には不満の残るものとなりました。
ただ、ここで印象的だったのが、日本製品の優秀さ!印刷機の回る現場を見せてもらったのですが、機械、材料の多くが日本製でした。ドイツにも同じようなものを提供している会社があるはずですが、わざわざ日本から取り寄せるというのは、日本がこの市場でリードしているということ、そして品質が良いということでしょう。
午後に学校に戻り(残念ながら観光の時間はありませんでした...)マーケ、セールス等々のグループに分かれて問題点をピックアップ。ここでは話が建設的にまとまり、やはり話し合いってメンバーによるんだなあと強く実感した次第(隣の部屋にいたいちゃもん好きのイギリス人が来たところで「バスの時間なんで...」と退散)。
木曜日にオックスフォードに戻り、結果をプレゼンすることになっていますが、どうなることやら。

2009年6月20日土曜日

Greenwash

本日は Sustainability について。MBAが始まるまで私にとってのSustainabilityは「いかに企業が存続し続けるか」であり、そのために新しい取り組み、試みを始められるDNAを持っておくとか、顧客、ステークホルダーからの信用を常日頃から得ておくか...というものでしたが、一般的には、環境問題、エネルギー問題を主題として、社会と共存していくために企業は何ができるか、という観点です。
本日は、このSustainabilityを実践している会社よりCSRの担当者をゲストスピーカーとして招いて話をしてもらいました。この会社の創設者でもある元CEOが書いたものがPre-readingとして事前に配布されていましたが、そこにはSustainabilityは面倒でお金にならないことではない、会社にとってもコスト削減でき、より良いアイデアを実践するチャンスであるという内容が具体的な例と共に記されていました。例えば、カーペットを敷く時、それまでは接着剤を使っていたが、空気を汚染したり、カーペットをはがす時にもひと苦労でした。それをカーペット(多分30cm*30cmくらいのサイズ)の四隅にスティッカーを張ることで、強力な接着剤を使う必要がなくなった...ということが書かれていました。読んだ時には、なるほどね、くらいな感じにしか思いませんでしたが、実際に今日プレゼンでその内容について詳しく聞きました。環境にも優しく、扱いも簡単、そしてお客さんも一部のコーヒー染みのために100平方mの部屋全部のカーペットを敷き替える必要なく、一枚のカーペットを張り替えるだけですむのでコストが安くなり、企業も人件費が削減できる...とwin-win-winのシチュエーションを作り出す、これがSustainabilityか、と少しわかった気がしました。また、Sustainabilityは「難しい技術を使ってコスト削減するだけではないし、環境に優しい→人間に厳しいということではない。大事なのはCreativity」と理解しました。環境に優しく、というと「電気を消して、裏紙使って...」みたいな感じでしたが、そればかりではなく何事もアイデアが大事、そしてアイデアを出すためには、問題となっている部分を認識して、真摯に考えることが大事なのだなあと思いました。
今日のコトバ?は「Greenwash」もともとはWhitewash=つくろうという意味が元になっているそうですが、Sustainabilityにおいては企業が”Green活動してる”といいながら、実際には環境のためになっていないことを行う意味だそうです。そこで紹介されたイラストが印象的でした。二人の男性が、緑色のペンキを塗ることで"Green”活動している...という揶揄しており、いかにも企業がやりそうな(?)ことを絵にしてました。

2009年6月19日金曜日

Business in society

今週はBusiness in Societyの週です。具体的に何をするのかというと、CSR, コーポレートガバナンス、Ethics (道徳)に関する事柄で、正直言うと、あまり私の得意な分野ではありません。基本的に企業を収益を目指すところで、社会的責任はその収益を得るために社会に迷惑をかけた分還元する、というのが思うところです。私のスクールは”West”から来た人が大勢を占めるため、西洋の考え方を押し付けるキライがあります。アジアでのChild Labour に関して、「そんなのは許せない」というのが大方の意見ですが、そうとも言えないことがなかなか受け入れられないのが現実です。Child Labourは良くない、ということでもしその会社が現地での生産のやり方を変えて子供から仕事を移したら、その子供が人知れず売春宿に売られて、病気になった末に10代、20代で死ぬことを知らないわけです。
そのようなギャップを感じながらも、特に今日は印象に残った授業がありました。午前中はClimate changeが投資を決める際の重要度について、が主な内容で、実際にLloyds銀行グループの投資会社から来た人が授業を行いました。中身はおもしろそうなのに、Irishとのことで、話が聞きづらい!イギリス人も集中しないと難しい、途中であきらめた...と言ってるくらいでした。グループワークはイギリスの大手銀行が行っているClimate changeに関する活動を調べて、それが長期的にどう会社に影響するか、というものを発表するのですが、その銀行に関して短い時間で調べた限りは特に大きな大望をもってClimate changeへの活動を行っているというより、 大手銀行として流れにのって(やっていないと批判されないように)活動してる...と思えたのはうがった見方でしょうか。ここで、また知らなかった言葉がありました。日本の銀行もすでに取り入れている「赤道原則」。金融機関が行うべき環境保全活動の指針をしめしたものらしいですが、5000万ドル以上のファイナンスプロジェクトは赤道原則に示される環境、社会的な影響度を見て融資を決定する、というものです。Carbon Neutralというのも今日知ったのですが、二酸化炭素を排出するものを使用した時(例えばエタノールを燃やした場合)、それが生成される過程で吸収した二酸化炭素の量が同じ場合(エタノールはとうもろこしから作られるので、とうもろこしが成長する過程でその二酸化炭素を吸収した量が、エタノールが燃やされた時に出した二酸化炭素の量と同じ場合)、こう呼ぶそうです。
午後はヨーロッパの大手ビール会社がアフリカに展開する際に、”Tier 4”への展開をどうしたらいいか...というグループワークを含むもので、とても印象に残りました。Tier 4とは、一日2ドル以下で生活するいわゆる貧困層なのですが、Tier 4をターゲットにしてマイクロクレジットプログラムを提供したり、彼らの生活環境アップを高める活動と同時に販促を行うことが可能で、企業とTier 4が互いにWin-win関係になる...という論文に記載されているモデルを元に我々は”水や栄養価の高いジュースを現地でローカル製造し(decentralised)、学校へ販促したり、Milk man(ローカルの人に村での販促をしてもらう、牛乳配達みたいな感じ)を行う”というような案を発表しました。プレゼンの半分を担当したのですが、いやーまだまだやはり英語でのプレゼンは難しい(日本語でもそれほど得意じゃないけど)。
今週はPre-readingの量が多く、しかも事前調査すべき内容を勘違いしたりして、何かと凹んだりしました。来週はまた別の意味で大変です。その点についてはまた別途。
そうそう、ようやくGlobalisationのアサイメントが採点されて戻ってきました。どうやら単に例だと思っていた質問内容、実は全部答えなければいけなかったようで、あまり良くありませんでした。まあ通ったので、一応ヨシとするべきでしょうか...(でもここでも凹んだ)

2009年6月9日火曜日

引き続きOrganisational Lifecycleのアサイメント

アサイメントに本格的に取り組んでいます。土曜日には下準備で2週間のモジュールの復習を、と思ったけど、量が多くて終わりません(苦笑)。
今回使おうと思っているフレームワーク/モデルは前回も書いたブルーオーシャンと、Gary Hamelの”Management Innovation”。Strategyの講師の話に一つあったのが、「ブルーオーシャンを作ってもまた他社がそれを真似してレッドオーシャンになったら同じ状況か?」というもの。確かに時間はかかっても、業態によってはその可能性が大きい場合もある。特に今回アサイメントで取り上げようと思っている会社がそれに似た状態。しかし、ここでソフト面(人、ノウハウなど)を活用して差別化を行う、次々と休むことなく新しいサービスを考え、取り入れる...という話に持っていこうかと思っています。
パレートの法則、いわゆる「20%の顧客がビジネスの80%を占める」選択と集中が大事ということでしょうが、今回私が取り上げる会社でもこの集中の部分で紆余曲折した経緯があります。ブルーオーシャンにも”eliminate”が重要な要素として書かれていますし、ポーターの競争戦略論でも手広く全部ではなく、集中した企業が成功する、とあります。でも日本人的には割合の少ない20%のお客さんに「そんな企業の勝手でビジネス捨てるなんてありえまへん」みたいな感覚ってあると思います。Exit phaseって取り扱いが難しいです。

話が横にそれましたが、もう一つおもしろかったのがマーケティングの講義です。担当のフランス人講師はいつもスジが通っていて、目からウロコな説明をしてくれます。今回は企業のライフサイクルというよりは、市場におけるライフサイクルとでもいうのでしょうか。市場でまだ名も通っていない状態でのマーケティング(ブランディング)、認知されていて、あとはActionを促す状態...それぞれでアプローチ、戦略が異なるということを、二つの異なるステージのプロジェクトについてそれぞれブランディングの企画、提案を実際に行う2日がかりのものでした。いやー難しかったですが、一つは好評価、もう一つはそのステージにおいてはあまり適切なアプローチではない、と言われました。グループミーティングの時に実際ちょっと違うなあ...と思ったのですが、はっきり言えば流されて主張できませんでした。主張しても反対されて終わるような予感がしてたのかも。同じようなことが別のグループ作業でもあり、やはり私は集団の中で働くことがヘタなようです。
集団で、と言えば、一つ気になることがありました。クラスは2名の退学者の後(追試にも落ちて放校)23名ですが、そのうち一人の態度が正直気に障ります。個人で話せば別に悪い人ではないのですが、いわゆる度量が狭い人の極端な例です。講師がした一般的な話が自分の個人的体験談と異なることはままありますが、こういった時にそれを否定したり、意見の交換でも反論された時に、極端に言えばまるで個人を否定されたかのように捉えて、相手にアグレッシブになったり、ひどくOffensiveな態度をとったり。講師の休暇の都合でクラスがずれることに文句はいうくせに、一度注意された授業中のeメール書きはやめない。先日、学校とクラスお互いにフィードバックをする機会があり、その時この人がまたoffensiveになりました。正直、こんなんで社会で生きていけるのか、不思議です。周りも文句いってたようです。
一人飛び出た人がいると、いい意味でも、悪い意味でも影響あるものです。良い大人なのだから、客観的に眺め、節度を持って振る舞う努力をしてほしいものです。

2009年6月6日土曜日

Organisational Lifecycle

昨日で、タイトルにある"Organisational Lifecycle"の2週間のモジュールが終わりました。
長くなりますが、ここでモジュールの内容を復習がてら整理したいと思います。

初日には、まずそもそもLifecycleとは何か?何を考える必要があるのか?という、序章的な始まりでしたが、意外にこれがおもしろかったです。Lifecycleですから、会社が立ち上がり、成長期に入り、成熟期へ...という一般的なLifecycleであることに変わりはないのですが、ここで紹介された過程には、”企業の中がどのような状態にあるのか”に注目したものとなっていました。Phase1のスタートアップ: Courtship(求愛期間- Baby:企業として知ってもらい、重用されたいと振る舞う), Infancy(成長初期:企業として機能するようになる、というところでしょうか), Phase2の成長期: Go-Go(イケイケ、成長が最も早い), Adolescence(青春期、失敗しながらも成長するが、社内紛争の起きやすい時でもあり、この時点で会社を売却したり、経営者自身が辞めさせられることもある), Prime(一番の成長期、トップに立つ一歩手前), Stable(Lifecycleの山の頂点、いい意味でも悪い意味でも現状維持するようになる), Aristocracy(エリート層、ステータスを得た状況でしょうか、しかしすでにLifecycleの山でいうと、下降地点で、イノベーションを失い、シェアを落とし始める地点),Phase3の凋落&再生期:Recrimination(非難、けんか...犯人探しが始まり、リストラなどが起こる), Bureaucracy(官僚的、組織病、企業への愛着も失せる), そしてついにDeath(死)です。
特に、成長期には先の予測が難し分、フレキシブルであり、予測の効く成熟期にはフレキシビリティに欠ける、という相反関係があり、この成長期から成熟期の交差点がPrimeである、というのが印象的でした。Deathのところで、先日破綻したGMの話題になりました。このクラスの時点ではChapter11の発行される数日前でしたが、特に私は下降期のGMしか知りませんし、おそらく青春を謳歌したであろうGrowthの時代さえも将来に向けた準備や企業のおごりの原因となった時代として非難されています。実際に、企業が成長し続けるには下降しはじめてから対策を練るのでは遅く、Primeの時代に成長の速度が落ちてきたことを自覚し、さらに成長するためには/もしくは積極的現状維持を行うためには...という策を練る必要があるのだ、というのも納得しました。ここで、イギリスの古い旅行会社であるトーマスクックの短いケースを題材にしたのですが、この会社の場合、経営者が変わるたびにこのLifecycleの山のアップダウンを繰り返しています。このアップダウンを繰り返す企業と、成長カーブを維持し続ける会社との違いを学ぶ必要がある、ということでした。
このモジュールの特徴として、イギリスの老舗小売、Marks&SpencerのLifecycleを学ぶ、というものがあります。グループごとに、Startup, Growth, Maturityの時期に起こった決断とその影響をまとめて発表するのですが、個人的には「プレゼンの準備」が先に立ってしまい、Lifecycleを学ぶという姿勢に欠けていた、と反省しています。ただ、時間が非常に限られ、休み時間や授業の後行うのには他のグループメンバーとの温度差が気になったことのあり、難しかったということも原因としてあります。

二日目はStrategyから見たLifecycle管理。ここでBottom lineに対する言葉としてTop-lineというのを初めて知りました。Bottom-lineはProfitをbottomとして、それ以上の収益をあげようとするために用いますが、Top-lineは売上を基準にすることだそうです。確かに、業界によってはTop-lineを一番気にするところもあるでしょうから、なるほど、と思いました(知っている方には当たり前でしょうが...)。ここで学んだMatrixはAnsoff matrix. 既存マーケット有無、製品の有無をマトリックス化することにより、ポジションを認識し、戦略を立てるために使うものです。かなり古いモデル(1940−50年代?)らしいですが、M&Aやアウトソースなど企業の成長戦略においてオプションが増えた現代にもあてはまるものです。ここで、講師から注意として与えられたのが優先順位。Protect, Penetrate, Extend, Diversityの順に考えること。なぜなら、Diversityへ向かうごとにリスクが大きいからだそうです。確かにDiversityは市場/ビジネスの再定義を提案するものですから、失敗する可能性も高いと言えましょう。
いくつか他にもフレームワークや理論をやったのですが、もう一つ大きいものがブルー・オーシャン理論。近年有名ですが、私から見ると訴えている概念は至極「あたりまえ」。新しい価値を提唱することで新たな競争のない市場を作る...ということですが、言い換えれば必ずしも今必要でないところに利便性などの新たな価値を提唱し、新たな欲求-->必然性へと誘導することだと思います。これって、意識してないことはあっても昔から見られたことです。おそらくブルー・オーシャンはValue Curbなどのツールを用いることでこれまで抽象的に語られたきたことを事象化した、ということかと思います。ここで大事なこととしてはValue Propositionのために既存のサービス、製品からReduce, Create, Eliminate, Raiseする、ということです。全てを勝ち取ろうとすることでなく、特異な差別化製品、サービスを作ることでブルー・オーシャンを築く。このValue Curbは実際にその後のMarks&SpencerのLifecycle分析に使用しましたが、ウケも良かったです。
また、実際にVentureの立ち上げをしようとした、という講師による企業立ち上げ、成長まで持っていくための概論的な講義もありました。私自身があまり起業自体に興味がないこともありますが、正直あまり得るところは少なかったような気がします。大きい話題でありながら、Lifecycleの一環としての話だったため、時間も短かったということがあるかと思いますが。ただ、ここでなるほど、と思ったのが「いいアイデアだからといって成功するとは限らない」です。これは経営者の能力だけでなく、その時代にあったものでないとダメだ、ということ。インターネット時代の初期のころ、斬新なネット販売サイトを立ち上げたベンチャーがその例でしたが、「ネットでものを買う」ということにまだ慣れていない、またセキュリティの問題もありうまくいかなかったようです。自分も「いいアイデアだ!」と思ってしまうと、周りの状況、環境を現実以上に好意的に判断してしまうところがあるので、身につまされる思いでした。
まだ二日目までしか終わってませんが、長くなってしまったのでこの辺で。

2009年5月30日土曜日

Global business と Organisation lifecycle

かなり更新をサボってしまいました...
すでに休み後学校が再開して、すでにGlobalisationのモジュールは終了、アサイメントも先日提出し、今は次のモジュールであるOrganisation lifecycleが始まっております。
Globalisationは戦略担当の講師がモジュール・リーダーでしたが、戦略、フレームワーク、モデルに特化しすぎることなく、かなりの時間がグローバル化に伴う”カルチャー”の衝突、前回も書いた"Geo political"等々にさかれました。特にカルチャーを担当した講師の一人がSuperb! MBAを改めて感じた授業でした。特に印象に残っているのが、ある女性下着会社のBoard memberの写真(全員役員風情の男性)を見せられて、「ここにこーんな人(イケイケの女性歌手)が入ったら、この会社どうなる?」という質問。まあ普通あり得ないですよね。でも、「違った考えを聞いてみよう」という人が存在せず、「同じような考え持ってる人と仕事した方が楽」という心理がこのメンバーにあるのでは?という、グーの音も出ない一言。文化の衝突と言わず、「違う国では人はこういう風に考えるのか」とか、「別の見方で考えたら変わるかも」と捉えることも大事と。その通りです。人を雇うとき、よく聞くのが「いい人がいない」。でもこれって結局「自分が仕事しやすい人が見つからない」ってことか?と思いました。
他にもマーケティング/ブランディングでは、ヨーロッパに進出したトヨタ/Yaris(ヴィッツ)のケースを一日かけて授業、グループワークで検討し、ブランディングについての考え方が変わった!と、目からウロコの内容でした。
アサイメントは企業を一社選び、その会社のグローバル戦略について書くというもの。選んだ日本の某企業の情報収集に時間がかかり(英国にも店をかまえる企業ですが、質問には一切答えてくれませんでした)、まとめがうまくいかなかったな,,,というのが感想。昨年はなんと25%が落ちたというイワク付きのアサイメントなので、ちょいと心配です。
アサイメントで企業に質問などすると、外国企業は、概して協力的ですが、日本の会社は不親切なところが多い感じです。本当に多様化、国際化、"社会に還元する"会社を目指すなら、学術目的の質問などには企業は積極的に接するべきだと思いました。
Organisation lifecycleについてはまた明日。

2009年4月28日火曜日

「戦略の本質」

今、BSの友人に借りた本を読んでいます。そのタイトルが「戦略の本質」。
10年ほど前に書かれた本であるため、例に出されている企業(またはその企業の現状)が古い...という欠点はありますが、内容的には「戦略とは優位性を構築する」ことであり、その優位性とは経営理念、ビジョンに照らし合わされ、市場の状況を見極めた上で、通常限られた資源をもって築かれるもの、という感じです。
当たり前と言えば当たり前ですが、こうしてはっきり言葉になっていると一種のスッキリ感があります。というのも、戦略、ストラテジーという言葉に踊らされ、その本質を理解せずに使っていることが自分も含め多いと思います。無論、この優位性に関しては著者の定義ではありますが、個人個人でその定義をしっかりした上で使わなければ実際に”戦略”など起こりようもないですね。
著者は、優位性はどの事業にもあるものではなく、いわゆるcomodityや、地域性に根ざした事業(床屋さんとか)は難しい、とも言及しており、これも現実として受け入れるべき事実でしょう。
そう考えると、技術的に新しいものを投入できるチャンスのあるIT、薬品業界などでしょうか。でもそれだけではないですよね。というと例にあげたくなるのが岡野工業ですね。カリスマ同様、持続性のある優位性ではないでしょうが...。

本日は、1月に申し込んだのに一向に届かないクレジットカードの件を銀行に直に問い合わせに行きました。電話してもクレジットカード部門はクレームが多いんでしょうか、全然繋がらないんです(笑)。
結果は「2年以上UKに住んでいないと発行できない」オイ!そんなの1月に申し込んだ時わかってるだろ〜
私の学校はその銀行からすると大のお得意様なので、「何とか出来るか見てみて連絡する」とのこと。普段はデビットカードで事足りるのですが、生活費の大半はポンド預金であるため、日本を含む海外で決済する時にはUKの銀行から出したい...と思う今日この頃。日本の銀行はいざという時、地理的に対応が大変だというのを過去3ヶ月で思い知ったので(都銀のルールはホント融通きかない!)...。

2009年4月26日日曜日

少しずつ?

Stage2の開始が段々と視界に入ってきました。ようやく残りのCaseを読み始めましたが、あっちこっちと気が散ってやはりなかなか進みません。Stage2最初のモジュールはGlobalisationについてですが、これはビジネスに限ったことではないらしく、Geo Political (政治地理というのでしょうか)というクラスもあります。クラスでどのようなGeo Politicalについて聞きたいかを質問として27日までに送ることになっています。一つ選んで読んでおくように、と言われた参考図書の一冊がイスラム圏についてで、タイトルも「Resistance」。ちゃんと勉強したことがないので、私はこれを読むことにしました。
GlobalisationをMBAで学ぶ、というと、ビジネスのGlobalisation → 他国展開というように取りがちですが、平和学までは行かずとも確かに今の世界が置かれている状況や地域、歴史、宗教の背景を知ることはビジネスパーソンというより社会に生きる人として必要ですし、またそういうことを知らずにビジネスをするということは、いわゆる無知とも取られかねません。
去年の学生からも、Stage2の方が楽しい、と聞いているので楽しみです。

それはそれとして、今はまりかけているものがあります。日本に帰国した時にたまたま観たNHKの再放送で「陽炎の辻」をやっていたのですが、本放送時はMBA準備もあり、一度みたかどうかくらいで、おもしろいと思ったものの、あまり気にしていませんでした。山本耕史は時代物がいいなーこのまま普段生きててくれてたらすっごいファンになるのに...(そしたら変人になるが)。帰国直前に再放送をやっているのをたまたま途中まで観て、陽炎の辻2のDVDを大人買い、小説は以前一度観た時から読みたいと思っていたので、5冊だけ買って(今現在29冊まで出てるらしい)UKにもってきました!TVにMacを繋げるのに、ケーブルがなかったり、TVにS端子がなかったり(東芝なのに〜)でかなーりイライラしてましたが、Macで観てても十分一人でひたれることがわかり(笑)やっぱり日本よね、と思ったりしてます。
授業が辛く、苦しくなったら、寝る前に少しだけ観たり読んだりしようと思ってます。

2009年4月24日金曜日

Examの結果

おそるおそる戻ったイギリスでしたが、何とか「Pass」したらしいとわかり、早速次の週に学校から得点が送られてきました。3科目でそれぞれ50点以上がPassですが、点数を最初に見た感想は「覚悟してたほどギリギリのPassじゃなかった」ということと、それでも「やっぱりイマイチ」でした。
いい点数をとったクラスメートの話もぼちぼち聞こえてきたりして、、、
私もどこかでヒットはかましたいものです。

また、この時点では9月に始まるプロジェクトの手配もせねばならず、それがいつも心のどこかに引っかかっています。一応学校にも専門のコーディネーターがいるものの、この人がイマイチ信用できないというか、合わないというか...アテにしたくない人なので、何とか自分で目処をつけたいと思っています。
28日にヴェネツィアへ行く前に、出来れば企業に直接問い合わせのメールをしてみたいですが、まだ自分自身で「これ」というプロジェクトのイメージが固まっていないこともあり、大きなステップを踏めずにいる感じです。

2009年4月18日土曜日

春休みです

長らく更新を怠ってしまいました。
前回の更新から怒濤の試験準備に追われ、あげくは試験3日間の2日目に風邪を引いていることが発覚。熱っぽい状態で半徹夜(なんと言っても2日目はPeopleの試験!)で、試験15分前までかなり辛い状態だったけど、本番ではアドレナリン?が出たのか、何とか3時間の試験終了。最後の試験は少し仮眠を取って、無理せず準備はほどほどに(というかもうイヤになってた?)。おかげで試験15分前にやばいかも...という予感がしたものの、午前中の2時間はこれまでで一番の手応え(3日目のPerformanceは午前2時間、午後2時間、合計4時間!)、午後はその反動で若干失敗するものの、まあ1科目としては何とか通るだろう...という感じ。
なんと言っても一番心配だったのが、1日目のPerformance - Finance & Quantitative. 過去問を中心に勉強したのだけど、予想外の問題が出たりして、通ってもギリギリかも...というヤバさ。

なんだかんだで、3日間の試験を終えた時には、一応の開放感&充実感。風邪を引いていたけど、その後ロンドンでおみやげなどを買ってから同級生と和食屋で打ち上げ。
次の日には日本に向けて出発しました。さすがに風邪引いて、エコノミーで12時間のフライトはキツい...
追試を覚悟して、危ないPerformanceとPeopleの重いファイルを持っていったものの、結局全く見ず(笑)。5月からのStage 2に早くも課せられたPre-readingの一部をUKへの帰りの機内で読んだだけ。
実はこのUKへ戻った日が追試発表の日。何故か帰りのフライトでビジネスクラスにアップグレードされ、「これは体調万全にして追試がんばれという神の思し召しか、運が上向いてきた証拠か」と一人問いかけをしてました(笑)。夕方飛行機を降りてケータイの電源を入れるのがコワい...
バスに乗ってから意を決して電源ON!(それまで怖くてONに出来なかった...)しかし何の留守電もなく、家に戻る。メールをまたまた怖々開くと、同級生から「re-sitだ...」のメールが。私に来ていないということはもしかしてセーフ??でも今日UKに戻ることは学校に言ってあるからもしかしてこれから夜か、次の日に来るのかも...としばらくビクビクしていたけど、他の同級生が学校に「この時点で電話をもらっていない人はPass」というのを確認した、というメールが届き、ようやく一安心。
でもきっとギリギリだろうなあ〜。

先ほど同級生からメールで、一人3科目全て落とした人がいたり、2科目落とした人もいて、うーん、大変だ...。
過去の話を聞くと、追試でも失敗すると本当に5月の授業では席がないらしく、ネームプレートが除かれてるとか(グループワークも兼ねて5人が2週間一つのテーブルで授業を聞くで、ネームプレートが机に置かれているのです)。

まだ次のStageが始まるまで2週間以上あるので、少しずつ準備と、3日間だけヴェネツィアに行くことにしました。
楽しみ〜

2009年3月24日火曜日

遅々として進まず

相変わらずExamへの準備のペースは上がらず。
昨日、今日共に理解できないところでストップし、全体の進み具合としては更に不安な状況に。

People: OBH の ”TeamとGroup"でつまずき、次の項目Leadershipをちらっとやったまで。HRはまだテキストさえ読み終わらず。。。授業ではほとんどフレームワークを紹介していないので、post-readingとして配られた中に20以上フレームワークの記載があると聞き、悩む。これってちょっとずるいんじゃ?

Performance: 統計に関する部分はまあそろそろ切り上げようという(あきらめ)地点。ネットプレゼントバリューに関する問題も答え合わせして納得。ただ、まだ記述問題の準備は手つかず。

Process: Operationという20点配点の問題についての範囲について、クラスメートからの迷いのメールが飛ぶ。範囲が広く、出題傾向として示された箇所が特定しずらいためだけど、それを担当教授に直接メールして、当然のことながら「全部が範囲」みたいな模範解答がくる。「全部の中のここだけ勉強すれば大丈夫ですか?」って聞いて「そうだ」って答える先生、いないでしょ(笑)その他の範囲はざっくりだが一応は通した。。。かな?

それにしても範囲が広くて、今更実態を知る。
明日の目標:

HRテキスト読み修了
OBH項目確認2/3終了

はやらなきゃ。
今日は日本人同級生と勉強会したものの、みんなの進め方が違うためか、私の理解度が低いためか(これが大きいか)、早めに終了。自分で勉強しなきゃ、というのは皆わかってるんだよね。
それに先立ち、朝8時に学校へ行き、ジムでちょっと運動してシャワーして、日本人勉強会までの間自習。少し集中できたけど、資料探しとかその他のことに結構時間取られてしまった。

なかなか思うように行かないな。

試験に合わせて、朝型に変えるため、今日はかるーくヨガやって、寝ます。

2009年3月22日日曜日

さっそく試験の話

1週間後にせまった試験に向けて猛勉強中...とはいかず、今日は気分が乗らずにだらっとした一日となってしまった。

2009年1月よりイギリスの某MBAコースで勉強中。学びのペースが思うようにいかず、その助けになれば...と独りよがりなブログを始めることにしました。もし目に留まったら「イギリスのMBAにもこんなのあるんだ、こんなことやってるんだ」程度に感じて頂ければ幸いです。

試験はPeople(HR, OBH) Process(Operation, Marketing, Strategy, Decision science, IT/IS), Performance (Accounting/Finance, Quantitative) をそれぞれ一日ずつ行う。膨大な量のフレームワークがあるらしいが、まだまだその全体像すら把握に至らず。
今日はQuantitativeのt検定の復習と、NPV(ネットプレゼントバリュー)の計算をだらだらやり、Peopleのファイルを確認。後は溜まってた掃除、洗濯、近くの店への買い出しなど。あーあ、貴重な土曜日がこれだけで終わるなんて(涙)
t検定はいわゆる統計学の分野だが、初めてまともに勉強したので最初はチンプンカンプンだった。特にこういうのって言葉が日本語でも特殊なのに、英語ですから(当然)。GMATでちょこっと出てきたのは楽勝だったけど、奥が深かったのね。
このt検定、時間がかかった割に理解度は今ひとつな感じだけど、そこまで複雑な問題は出ないようなので、そろそろ切り上げて他のSubjectにも集中せねば。Financeは予想通り苦戦。NPVとか模範解答通りになったことないし(涙)しかも、以外なのが英語での問題文が難しい。Performance全体やはり専門用語が多いので、特に語学差が出やすいかもしれないと思っている。

明日からはしっかり気合いいれてやり直します!!(神に誓う)